「​ナゾガクEX03 さよなら、玉井先生」に出展しました

​ナゾガクEX03 さよなら、玉井先生
https://nazogaku.wixsite.com/nazogakuex03/
にミステリーツアー団体として短編公演を出展しました。

ナゾガクEX03は特殊なオムニバスイベントで、参加者は12以上の団体の謎解き公演をハシゴすることになります。また、「ミステリーツアー風」と題されているように、参加者はあらかじめどの順に公演をめぐることになるのかを知らされておらず、主催者に指定された部屋に進み、そこでの公演を終えると次の行き先が指定される、という形式でした。

公演に参加しては移動、参加しては移動、をしばらく繰り返したあと、参加者は大きく戸惑うことになります。なぜなら、次の行き先に指定された公演が、ツアーの一番最初で参加した公演と同じだから…。

その後も参加済みの公演が何食わぬ顔で続けられ、参加者は時間がループしていることに気づきます。そして、繰り返す時間を終わらせるための全体戦に臨む、というのがナゾガクEX03に隠された大きな仕掛けでした(詳細は以下の解説資料をご参照のこと)。

このような特殊なイベントへの出展ということで、当団体の公演も独自の仕掛けを用意させていただきました。

事前情報は以下のメインビジュアルのみ。

しかし、実際に参加者がここを訪れると、そこにはただ「忘れ物引取所」とだけ書かれています。そして、スタッフに怪訝な顔で、「あなたたちは既にこの公演に参加してますよね?」と聞かれてしまいます。どうやら、その公演でした「忘れもの」を取り戻さなければいけないらしい…と、参加者は手探りで物語を進めていき、やがて、かつて参加したらしき「REAL EMERGENCY CHAMBER」に再びたどり着くのですが…。

一度目と二度目の参加で参加者が出会う公演の構造自体は全く変わりません。同じイントロ、同じ謎から始まる物語は、しかし参加者に残る「前回の記憶」によって違う道筋へと分岐していきます。そして、一度目に何気なく遭遇した出来事も、二度目には違う意味をもって立ち現れます。

このように、「二度目」にさらに謎が解けていく公演であったため、一度しか参加の機会がなかった皆様には気になる部分が残るものだったと思います。初回と、二回目での展開を解説したファイルを準備させていただきましたので、ぜひ参加済みの方もご覧ください。二回目の解説の末尾には、初公開となる「七人目のエピローグ・Alternative」も収録されています。また、脚注には制作者目線での感想や補足を入れさせていただきました。
※データ量は合わせて2MB程度です。通信容量の余裕があるときにでもご覧ください。

REAL EMERGENCY CHAMBERの初回参加時の解説↓

REAL EMERGENCY CHAMBERの二回目参加時の解説↓

「REAL EMERGENCY CHAMBER」を内包するこの公演の本当の名前は「REMEMBER」。

玉井病院のくれた多くの思い出に感謝を込めて。

Vector Art: Garry Killian 
Cast: 烏…あや 鷺/鳶…しりんぐ ちとせ…現流
Presented by: 烏鷺房


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