愛しいものを遺す
近頃やけに動物やら赤ちゃんやらが愛おしく尊いものに見える。
疲れている。
ときおり目にいっぱいの涙を溜めてTwitterとかで流れてくる赤ちゃんとか動物の動画を見ている。
重症だ。
そんな中でかんがえたひとつのことをここに遺す。
赤ちゃんという存在について。
私は以前まで、若さ、自由、時間、を全て投げ打って命懸けでもいいから赤ちゃんを産みたいという気持ちがよく分からなかった。
痛い思いなんてしたくもなければ、生まれてきた子が生まれてきて良かった!と思えるような人生を親として最低限こしらえることも不安であった。
今ならわかる。今ならわかる。
わかったのだ。
遺したいのだ。愛しい人と自分が生きてきた証として、愛の結晶を、この世に、愛のバトンを繋いで。遺したいのだ。命懸けでもいい。たくさんの気持ちを紡いで、命を紡いで、生まれてきた子は生の喜びを感じて欲しい。
誰かを本気で好きになって初めて会った感情だった。
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