モヤモヤをSpeakYourselfする話
昨日、ARMYさん達にモヤモヤ本の中の人も加わったコラボスペースを聴いた。
私はこの本を読んだことで、今まで外交や政治の問題だと思っていたことが人権問題であるということに初めて気づいて衝撃を受け、それから人権や差別のことを知ろうといろいろな本を読んだりオンラインイベントを視聴したりするようになった。それが今政治のことを考えることに繋がっているので、今や私にとっては原点のような本となっている。
ARMYさん達のスペースも、私が聴き始めたのはBTSが参加した国連のSDGsイベントに関連してSDGsの勉強をしようというところからだったけれど、回を重ねるごとにいろんな学びあり、新たな問題提起もありモヤモヤもあり、いろいろな人のSpeakYourselfあり、その時々でテーマは様々だけど、話していくと全て繋がっていてすごく興味深い。
モヤモヤ本ウェビナーで感じた「モヤモヤを共有することの希望」をいつも感じて胸がいっぱいになる。
この間、「自己責任よりLoveMyself」のスペースを聞いていて、LoveMyselfというのは自分の尊厳を守ることであって、自分を好きだとか嫌いだとかに関わらず、自分の人権は守られて然るべきなんだということ、それが分かって初めて他の人の人権も尊重できるということに気付かされて、またも見える景色が変わったように感じた。
私には高1の息子と中1の娘がいる。
実は今、中1の娘が学校に行けていない。
前から休みがちではあったのが、不登校状態になってもうすぐ1ヶ月になる。
学校が全てだとは思っていないけれど勉強はしてほしいので、今まではどうしたら学校に行けるようになるかと考えていたと思うし、自分の育てかたが間違っていたのかなと自分を責めるような考え方もしていただろうと思う。
でもLoveMyself=自分の人権ということに気づいてから、この子がこの子らしく尊重されて生きるためにはどうすればいいだろう、と考えるようになった。
具体的にどうしたらいいかはまだ全く分からないのだけれど、半年前の私がこのことに直面していたら、狭い考えの中で絶対に自分や娘を責めてしまっていただろうことは確実で、想像すると怖くもなる。
今まで考えてきた差別や人権、社会構造のことは、危機感はあるもののまだどこか遠くを見ているような感じでもあったと思う。
でもこうなってみて、今の社会のままでは娘のような子は自己責任の名のもとにこぼれ落ちていってしまうかもしれないとこれまでになく強い危機感を感じていて、初めて自分ごととして政治を考えて選挙に行こうと思っている。
こうならなければ自分ごととして考えられなかったのかと若干情けなくもあるけれど、このことが人権や政治のことともリンクして考えられるのはモヤモヤ本やARMYさん達のスペースが下地を作ってくれていたおかげだと思っている。なのでほんとうにありがたいし、コラボスペースは個人的にとてもとても胸熱だったし、ここに至るすべてのきっかけがBTSというアイドルグループなの本当にすごいと思っている(ARMYあるある)
たまたま昨日友人と会う機会があって、選挙の話してみようかなと漠然と思っていたら、話の流れで娘のことを話したらそこから止まらなくなり、モヤモヤ本きっかけに人権や差別について考えるようになったこと、差別は社会構造が生むこと、そこから政治や選挙について最近思うことを思いつくまま話すことになった。ノンストップで2時間近く。
友人も選挙について「行っても意味ないのでは」って思っていたようだった。でも差別の話をすると、旦那さんがナチュラルに男尊女卑発言をするのでよく喧嘩になるとのことで、それって旦那さん個人が悪いのでなくて構造の問題が大きいんだよねというところからどんどん話が繋がっていって、最後は選挙ちゃんと行こう!ってなったのがまるでARMYさん達のスペースを再現しているようで思わず興奮してしまった。
別れ際に、
「時間忘れたわ…こういうこと話す機会ってあまりなかったよね、良かった」
って言ってくれてうっかり泣きそうになったり。
出どころの分からないモヤモヤを抱えている人は多いのかもしれないし、やっぱりこういうことを話す機会ってほんとうに少ないなと改めて実感した。
友人とは認識が近く話が早かったけれど、スペースで話題になっていたように、全く違う認識を持つ人からネガティブな反応が来たら、今の私は相当動揺するだろうと思う。
だからもっと勉強していかないとなと思うし、人権が尊重されて初めて経済や外交だと思う自分の認識は揺らがないでいたい。
今そういうネガティブな反応に直面している人が心折れないためにも、モヤモヤを共有したり新しい視点を持つためにも、SpeakYourselfする場は絶対必要だと実感した。
Twitterじゃ絶対まとまらないからnoteに書いたけど、うん、noteでもまとまらない。長い。
でもこういうもんだと分かってきたし、私も機会があればスペース参加してみたいなと初めて思った。
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