#04◇みじかい自己紹介。(過去記事)

こちらは2023年04月20日に
Tumblrに投稿した記事です。

/およそ6800字

生まれてはじめて自己紹介動画を撮りました。
アピールポイントはあざとさと、変化する声色です。

▼動画はこちら▼

お借りした素材

******************
3D衣装▷ゆずはこ 様 BOOTH
『星とリボンのハーフパンツセットアップ』

BGM▷alaki paca 様
『ほのぼの日和』DOVA-SYNDROME

効果音▷OtoLogic
******************

撮影前は、衣装紹介パートもあったんですが
さすがに尺が伸びてしまったので割愛しました。

でも▶前回の記事で細かく語っています!

△Tumblrにとびます。

60秒にするつもりだったんですけど、
芸を見せつつアピールしつつ、
なおかつ説明とお願いを盛り込んだら
よゆうで60秒超えちゃったんですよね。

ただ、選んだBGMが計ったように尺ピッタリ!
alaki pacaさん、かわいくて耳に残る音楽。

動画最後のユルめのオチと
BGM終わりの気の抜けた音が
ちょうどいいタイミングで重なりました。

実はYouTubeエンドカードも作っていて、
まだ世には出していないのですが、
そこでもalaki pacaさんのBGMをお借りしてます。

私のお喋りは、多彩な厚みのある音よりも
シンプルで音階がわかりやすい音と合います。
というかそういう音が好きなんです。

+++++動画としての工夫+++++

動画の頭に茶番っぽい引きを入れて、
良コンテンツ感出すためにアイキャッチ入れました。

アイキャッチの文字は、
手書きしたのを後ろからすこしずつ消して、
1枚1枚透過画像で保存して、
3秒で60枚のアニメーションになっています。

一時停止すると、Urielaの「i」の点に
いろんなマークが出ておもしろいですよ。

マリンバの音は初めてDTMで作りました。
テテテテッ♪テテテテッ♪テレレレレレン♪テン♪てやつ。

音楽とかまったく分からないので、なんとなくで。

この辺も、関わる親作品を限定したいからです。
作れそうなら、できるだけ自分で作ります。

(初めてのことはめっちゃ時間かかりますけど)

++++文脈をShortする文化++++

それにしても、テンポよく喋っても100秒……。
60秒じゃまとまったもの表現できない……。

ふつうの人たち、私より喋るの遅いのに、
どうやって60秒でお話してるの……?

実はなにも文章喋ってないとか…??

そんな冗談を思いながら、
実際に60秒未満にカットしてみたら、
「ああ、こういうことか」と妙に納得しました。

あわよくばShortにするつもりで
縦画面で撮影していましたので、
ばつんばつん切っていくだけなのですが、
元の半分以下の39秒になりました。

カットするときに意識したのは
「文章・文脈をなくすこと」です。

もっと身も蓋もなく言うと、
「できるだけ内容をなくすこと」ですね。

▼そのShort版がこちらです▼(GoogleDrive)

あたかもShort動画を
ばかにしてるような物言いですけど
単純な、文化のちがいなのかなと思ってます。

日本語って(外国語を知らないけれど)、
話の文脈とか整合性とかを守るために
単語以外にも装飾が必要だったり、

聴き手に理解させるために前置きが
必要だったりすると思うんですけど、

このごろ感じるのは、
前置き・文脈・装飾・ニュアンス……

その手の日本語を使えば使うほど、
余計に混乱する人が多いなー、と。

なので、Shortや切り抜きを見る方が
気持ち的に楽だなと感じる人たちにとっては、
「きちんと説明してあげよう」というのが
余計なお世話なのかも知れませんね。

私なんかは逆に、
「勘違いをしたくない」って意識が強いので、
投げっぱなしにされると不安を覚えるんですが。


この直前の3行の内容も、
そこから4小節前の『文化のちがい』って文脈を
引き継ぎながら話している内容なんですが、

そういう読み方をしなきゃいけない文章は、
読まれない世の中なのかも知れませんね。

「ちゃんと話聞いてたの?」と尋ねて
「ちゃんと聞いてたよ!」と自信満々に言われても、

1分前の内容を踏まえながら、もしくは、
10行前の内容を踏まえながら聴いているかは
話し手はもちろん、聴き手本人すら
分からないところなのかも知れません。

イチから百まで説明しなくちゃ気が済まないような
私みたいな人間には、生きづらい世の中ですね。


1時間のストーリーを10分にされたら、
私は「流れが分からんからつまらん」と思いますけど
新世代の人たちは「なんとなく面白かったな」と
思えるのでしょうか。

もう一回結論を言うと
「できるだけ内容をなくすこと」が、
みじかい動画には大切なことみたいです。

つまり、破壊する勇気!

+++自己アピール向いてない+++

考えた結果、無事に、105秒の動画を
39秒に縮めることができました。
でも縮めるというと語弊がありますね。

105秒の動画を”破壊”して、
39秒の別の動画を作ることが出来ました。
というのがより事実に近い表現ですね。

「なにか変わったことしてるなー」
という”印象”だけが伝われば充分です。
それ以上の情報は要りません。

自己アピールって苦手なんですけどね。
得意な人の方が少ないとは思いますが。

私の場合「自分の長所が分からない」ではなく
「自分を売り込むのがはずかしい」です。
もはやそれすらも、時代遅れな感覚でしょうね。

「フォロワーを増やそうとせずに、
クール振ってる方がはずかしい」
「応援し甲斐の方が大切」

そういう考え方もあるんじゃないかと思いました。

それでも私はクール振りますけどね。
(必死になれるとは思えませんし……)

ただ、敢えて何も考えずに押し売ることも
ときにはあっても面白いのかなと思ってみてます。

++『両声類』といういきもの++

内心では、大したことないと思ってる芸を
『両声類』などと言ってアピールするのは
自分ではみっともなくて仕方がありません。

というか両声類って名乗るのがはずかしい。
女の子として振る舞って喋る人ではないので。

私は少年も青年もイケオジもやりたいので、
余計マイナーだけど「多声類」って名乗りたい。
そっちの方がより事実に近しいですから。

でも『両声類』って言わないと
誰も興味持たないでしょうから、
すこし語弊があるうえで名乗っています。

実を言うと私には、
「両声類の地位を向上させよう」と
考えていた時期がありました。

ライブ配信を行わない、ネット声劇の界隈では、
「両声類は非常識でマナーが悪いし演技がヘタ」
そう思われています。

ぶっちゃけ【現実】はそうなんですが、
【真実】はいろいろと異なります。


真実はこうです。

▶演技が上手な人は空気が読める

▷「男が女の、女が男の声出すのが不快」
 という空気が蔓延してる。

▶上手くても、空気を読んで異性声を使わない

▷ヘタな自称両声類だけが軽率にやろうとする

◎「両声類はマナーが悪い」という認識が広がる

そんな地獄みたいな悪循環が起きてるんですね。
微妙にLGBTQなどの要素も絡んできて、
なおのことややこしいと思われてますし。

「ゲーム実況者は全員犯罪者」みたいに
言われていた時代にすこし似てますね。
両声類は声劇の界隈で市民権がないんです。

けれど面白いことに、ネット声劇の界隈よりも、
世間の方が時代の進みが早かったんですよね。

村瀬歩、蒼井翔太、代永翼……

プロの声優さんにもいろんな人が出てきて、
異性声が”不可能ではない” ”需要がある”
ということが証明されてきた気がします。

ネット声劇の界隈はかつてSkypeで通話していた
10年前から進歩してませんから……。
プラットフォームこそDiscordに移っていますけどね。

+++++ネット声劇の界隈+++++

私は3年前にはじめて飛び込んで、
素人同士で気軽にお芝居できて感動しましたが、
知れば知るほど「時代遅れだなぁ」とも思いました。

さながら、”村”とか”郡”とか、そういう雰囲気です。
(ごめんなさい。村にも郡にも住んだことありません)

10数人規模だと『友達の家』なんですが、
30人で『義務教育の学校』のようになり
学校に近いの人間関係の衝突が起き始めます。

50人超えたあたりから『中央集権村』になります。
100人以上から『独裁国家』になります。(ざっくり)

雑談コミュや創作コミュとちがって、
人と人が半強制的に密接に関わらなきゃいけない
場所だからこそ必ず生じる現象なんですよね。

募る側も集まる側も、いい加減に
こういう”ひずみ”を知って欲しいんですけどね。

なんでこんな話にまで広げたかと言いますと、
「いろんな声を使って、いろんな人と演技したい」
と思ってネット声劇に飛び込んだのに、

私の体質も方向性も界隈に合わず、
そして変えることも叶わなかった。というお話です。

そんな私にとって、
ネット上で演技を披露することや、
『両声類』を名乗ることには、
いろいろと思うところがあるんですよね。

こんなこと書いていたら、
素材をお借りした柚里さんやalaki pacaさんが
エゴサでこの記事にいらっしゃったときに
「なんの話ですか……?」って困りますねー。

「ヘンな子だなー」という反応がきっと適切です。

++++チャンネルについて+++++

さて、今回の動画は
YouTube用に撮影したんですけど、
じつはまだチャンネルがありません。

「いつ作るんだー?」って、
正直自分でも思っているところです。

べつに誰かに期待されるような高尚なものを
お届けしていくつもりはありませんけど、
もし、楽しんでくれようとしてくれる人が居たら
楽しませてあげたい気持ちがありますので、

【最低でも用意しておきたいもの】を
用意できてから開設しようと思っています。

時代の移り変わりの早さからすると
きわめて悠長なことを言ってますけどね。

「今やれ、すぐやれ、今すぐやれ!」
それが芸術活動の正義だと私も思いますけど、

一方で「やりたいときにやる」というのも
大切なことのひとつだと思います。

要するに「好きにやらせてくれぃ」てことです。
最悪の場合、動画活動そのものを
お蔵入りにする可能性もありますからね。

急かされると投げ出しちゃうタイプです。

++++著作権に気を付ける+++++

肝心の【最低でも用意しておきたいもの】ですが
実はそれすらハッキリと決まってません。

「これは要るよな」「あれはどうかな」
といったふんわり感です。

ふんわりというか、
必要以上に慎重なだけなんですけどね。
関わるクリエイターの人数も絞りたいですし。

ただ借りるだけにしても、同じサイトからとか、
できるだけ作者様を同じにするとか、
安心して利用できるかどうかが大切なコトです。

++++たとえば歌の著作権+++++

自己紹介動画のなかで、
「どれみふぁそーらふぁ・み・れ・どー」
って歌っていますけど、これひとつ取っても、

『池の雨』というドイツの古い民謡で、
音楽の著作権が切れていることや、

「どれみふぁそーらふぁ・み・れ・どー」
はヤマハ音楽教室のCMだけど、
単に音階名を口に出してるだけだから、
”歌詞”とは認識しなくていいだろうなとか。

意外といろいろ考えるんですよね。

そもそも最初の構想では
『ドレミの歌』を歌おうと思ってましたからね。

ところが作曲者はギリギリ死後70年以内だし、
日本語の歌詞が書かれたのがあとからなので
もちろん著作権が残ってるわけです。

調べる前の認識では
「ドレミの歌の方がむかしから馴染み深いから
著作権は切れてる”だろう”」

「どれみふぁそーらふぁ~、は
ヤマハのCMの曲だから勝手に使えない”だろう”」

と、なんとなく思っていましたが、
いざ調べてみるとまったく違ったんですよね。

調べることって大切なのは違いありませんが、
その前に「調べよう」という意識を持たなきゃ、
そもそも調べることなんてしませんから、

リテラシー、コンプライアンス、法律……
いろいろなことを知らなければいけませんね。

+『常識守れ』は『無知』と同じ+

何しろ私は、軽々しく使われる
『常識』という言葉が嫌いです。

共通認識なんて存在しないのに、
説明を放棄しているとしか思えません。
『常識なんてない』を常識にして欲しいです。

もし個人の勝手な常識で動いてしまったら、
私は動画で『ドレミの歌』を歌っていたはずです。

教科書に載ってるような、
どこでも聴く民謡であっても、
勝手に使っちゃいけないんですよね。

「そんなこと常識でしょ」って、
どこまで確信を持って言えますか?

勘違いしていること、無いと言えますか?
また聞きのまま情報が止まってませんか?
ほんとうに自分で調べましたか?

やっぱり常識なんてアテになりませんね…。


楽曲で言えば、
自分で演奏しても、演奏権を侵害しますし、
たとえアカペラの替え歌やアレンジでも、
同一性保持権というものを侵害します。

まちがってもTumblrやTwitterに
投稿しないようにしないといけませんね。

YouTubeならある程度大丈夫なんですけどね。

”ある程度”というのはべつに、
投稿しても黙認されるとかそういうお話ではなくて、

YouTubeはJASRACと、
楽曲包括利用契約を結んでいるので、
JASRACが権利を管理している著作物は
YouTube上で使ってもいいそうです。

(TumblrやTwitterは契約してない。)

JASRACって、ある時期の報道のせいで、
自由な芸術活動を妨げて、
お金をふんだくるみたいなイメージ付いてますけど、

自分で調べれば調べるほど、
『権利を守る』を徹底遵守してるなと思いました。

(守るのは権利であって、権利者ではないんですが)

+++リテラシーってふくざつ+++

芸術を倣う模倣することについて、
人の楽しみ方は昔とそれほど変わってないんです。

ただ、人は変わらずとも、時代は変わって、
『誰でも、電波に乗せて発信できる』ので、
どこでだれが何をしているか、何をしたかが、
ハッキリと分かるようになったんですよね。

ひとむかし前は、「監視社会はイヤだ」
なんて言われていた時代でしたけど、
今では自分から監視されに行ってます。

むしろ監視されないと不安な人も増えましたね。
「監視される」が「守られる」に変わりました。

そういう時代・社会なので、
内輪や身内のノリで発信なんてしたら
それこそとんでもない事件を引き起こすわけで。

文脈を拾わなくていい文化の人たち同士が
勘違い行き違い思い違いで引き起こしていく

『今まで見えてなかっただけの事件』が
顕(あきら)かになっていくのは、
個人的にはおもしろく思っています。

スシロー事件とかガリ直食いとか。
世間は「行けなくなった!」とか言うらしいですが、
私は「今さら何に怒ってんだろう」とも思いますし。
(「んなもん発信すんな」が適切なツッコミかな。)

++++用意しておきたいもの++++

著作権の話から急に戻って、
文脈が通じない時代うんぬんの話になりましたね。

要約すると、
「ネットリテラシーとメディアリテラシーの
意識を高くもって発信していきたいなー」

ってことです。
(間違えずに完璧に守れるとは言い切れません)

リテラシーを踏まえた上で、
うっかり著作権を侵害することを避けるために
クリエイターとの関わりを限定しながら
【最低でも用意しておきたいもの】を作る予定です。

……ん?ああ、【最低でも用意しておきたいもの】?

たしかにそんな話でしたね。
逆に、よく戻って来られましたね。

そうです。
まだいろいろと作らなきゃいけないんですよね。

●ネームロゴ
 ▷とりあえずは自分で作る

●動画枠
 ▷16:9画面のゲームでVを被らせたくないので

●初動の動画
 ▷3分くらいのボイスサンプル動1本
 ▷ゲーム実況と、童話実況を2本ずつ

それからチャンネルを開設して、
スタートはぽぽぽんっと始められたらと思います。

んん~、何週間かかるかしら。

++++相互理解は前提理解+++++

というか、たったこれだけを発表するために、
声劇界隈の闇や著作権やリテラシーの話を
長々と書いていたんですか。

そうですねー長いですねー。

けれど私は【前提】や【スタンス】の共有が
相互理解には何より大切だと思っていますし、

それが不十分なせいで、人間は怒ったり、
間違ってしまうものだと思っています。

やっぱり私は、感情論や色眼鏡や、保身の嘘や
結論を押し付け合う争いが、嫌いなんですよね。

だから私は【前提】や【スタンス】の共有が
相互理解には何より大切だと思っています。
(繰り返し)

++++++つぎのおはなし++++++

いくら長いとは言っても、
どうせ4000文字くらい5分で読めるし、って、
あれ?7000文字ありますね。

まぁ…、それでも10分かからないので、
書けるものは書いた方がいいんです。
書くのは6時間くらいかかりますけど……。

次はなんのタイミングで書こうかな。
ネームロゴとエンドカードのお披露目かな。

また時間かかるだろうけど、
ネームロゴ作るの、がんばろう。

それじゃあまたね。

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