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黒単アビスの初動を考える

こんにちは。仙台でしがない1DMPとして活動しているウリボーと申します。
今回は、自分が擦りに擦り倒している黒単アビスの初動について、自分なりの所感を解説したいと思います。少しでも参考になれば幸いです。


現環境の構築について

まず、現環境(7/14時点)でのテンプレ構築と、自分が使っている構築を紹介します。

実はやる事が違う

こちらのリストを元に、初動の評価をしていきたいと思います。また、他の型での評価も合わせてしていきます。
この記事では2コスト以下のカードのみ解説しますので予めご了承ください。

Sランク

ブルーム=プルーフ

強い事しか書いてない

発売当初からテンプレに入っていない事が一度もなかったスーパーカードです。余程の特化構築でない限り4枚採用となります。中速ビートに分類されるこのデッキにおいて、メタ+墓地肥やしのセットが腐る場面は殆ど無く、しかもそのメタ範囲がかなり優秀です。このカードを不採用にするなら、その他で圧倒的な出力を出す必要が出てきます。

禁術のカルマ カレイル

カルマ族、全員バケモノ説

現時点の自分のリストで採用しているカードです。黒単のカードプールにおいて2枚以上引いて嫌な気持ちにならない唯一の初動だと思っています。上面はマナ加速をするとセルフハンデスをさせる効果なのですが、これが不利対面のビッグマナ系に対して非常に刺さります。このデッキの本質はハンデスを絡めた除去コントロールなのですが、早期にマナ加速をされると、こちらの盤面が整う前にトップからデカイのが出てきて詰む…という状況が頻発します。お前の事やぞキーナリー。

コンニチハ

その為早期に擬似ロックを仕掛けに行く必要があるのですが、その動きを勝手に相手がしてくれるのは非常に有難いです。また、黒緑アビス等の初動マナ加速から動くデッキ(まぁ大体のデッキは当てはまるのですが)にもハンデスを与えることができるので、隙がありません。
ついでに下面は墓地肥やしをしつつ、3-5に繋げられるので確実にアーテルをプレイすることができます。

Aランク

ドノラ=テップ

1体目じゃない安心感

ジャビビルブラッドの登場で評価をあげたカードです。フレーバーテキストには3ターン目にジャシン帝を召喚とかいてありますが、その動きは超弱いので無視してください。アーテル·ゴルギーニを軽減できないのは少し痛いですが、4ターン目に生きてる方が珍しいので正直あまり気になりません。安定してジャビビルやマーダンロウに繋げつつ、スレイヤーでハイパー化のコストにしたクリーチャーやマッハファイターを咎めます。仮に4ターンまで生き残っていたら3コストアビス+ブルームで相手の心を削いでやりましょう。

ベル=ゲルエール

軽視されがち系

このカードの強いポイントは主に2つです。

  1. 出て直ぐに公開領域を2枚広げる

  2. 自身がアビスラッシュで墓地から出る

これだけ?と思う方もいるかもしれませんが、それだけで動きの幅が格段に広がるのがこのデッキです。手札補充に乏しいこのデッキにおいて、どの対面でも不正解ではない択は信頼がおけます。新弾発売直後や殿堂直後などの雑多環境のでは特に重宝する1枚です。他の候補カードは基本的に環境に合わせてだったりカードとのシナジーが採用理由になるので、逆にそれ以外はこのカードが基本的に採用されます。

シックル=シーク

なぜスレイヤーがついているのですか?

今年中は強化され続けるであろうカードです。基本的には他のカードとのシナジーで採用されますが、そのシナジーのリターンが他と段違いな為、Aランクとしました。簡単に例をだすと、

  • 2tシックル3tジャブラッドシックル攻撃→墓地7枚肥やし

  • 1tアガルーム2tシックルアガルームハイパー化→墓地4枚肥やし

  • 2tシックル3t邪侵入ジャビビルハイパー化ジャビビル攻撃→墓地9枚肥やし+3以下のアビス蘇生

今挙げたのは軽い一例です。とんでもない速度で墓地を肥やしていくため、アーテル型以外の全ての型で採用が検討されます。

Re:奪取ブラッドレイン

おかえり

ドノラテップが登場してからは暫くアビスには入りませんでしたが、非アビスが優秀だったが故に帰ってきました。安定して3tにマグナムやジャビビルを手札から出せる点は非常に強力ですが、それ以上でもそれ以下でもないのが残念ポイント。後手を捲れるカードではないため、スレイヤー等最低限の動きができるドノラテップとは好みがわかれます。

Bランク

サーイ=サイクル

只今鬼の門に出張中

かつて4枚採用固定となっていたこのカードですが、現在では候補が豊富となりこの位置に落ち着きました。毎ターン手札補充できるのが魅力ではあるものの盾で受けることが多いこのデッキでは噛み合いがあまり強くなく、ターン開始時であるが故に返しのターンに除去されると効果が使えないのもむず痒い点です。ですがそれを利用する事もできるので低速環境では採用が検討されます。

あーはいはい秩jy…誰だこいつ!?

霊淵アガルーム=プルーフ

要求値の鬼

初動とは名ばかりの主軸カードです。1ターン目に出した時の爆発力は凄まじく、ハイパー型の主要カードとして活躍します。他の型でも採用がみられますが、ハイパー型以外だと1ターン目以外に強い場面がなく、蘇生先としても微妙なので洗練されると不採用となる傾向にあります。爆発力は本物なので右手に主人公補正がかかっている方は是非お試しください。

ディッシュ=ウィッシュ

誰なんだえ?

対ビート用…なのですが色々とデッキに噛み合う部分が多いカードです。殴れる5000ブロッカーが弱いわけないのですが、現環境に蔓延る[アイツ]に対して強力なメタとして機能します。

コンニチハ(天丼)

破壊されるデメリットも蘇生手段が豊富な為余り気にならず、S.トリガーのかさ増しにも一役買ってくれるカードです。2コストのブロッカーというとスゴーチもいますが、コントロールやコンボが強くなった今のアビスには入りずらいカードと思います。

学校男/ゾンビ・カーニバル

恐らく1番下面を上手く使うデッキ

盤処理兼墓地回収札です。互換能力を持つカードは他にもいますが、いずれもタマシードを破壊してしまう為漆黒ジャシン帝やジャブラッドを守れないという欠点があるのでこちらを採用しました。S.トリガーからアーテルを回収し、次ターンコンボ開始という芸当もできるのが魅力です。マグナムと絡めることで完全ループが成立するのでそれを理由に採用するのもありだと思います。

Cランク 4種

解説する事が少ないため画像だけ載せておきます。お試しに是非。

使ってわかる強さとむず痒さ

期待の新人達

ルピア&ガ:ナテハ

カワイイ!!

サーイ=サイクルの互換として活躍が見込まれます。効果タイミングがターン終了時の為、ほぼ確実に仕事をすることができます。シールド回収ではないため、S.バック等のコンボが成立しないのは注意するべき点ですが、これからのアビスには基本的にこちらが採用されるかなと思います。

冥土人形ロッカ・マグナム

個人的新弾最注目

百発人形が2コストになりました。これまでメクレイドに対するメタカードとしても活躍していた百発人形ですが、2コストで出来るのは破格すぎます。エレメント指定の為禁断に弱いのはありますが、それを押して余りあるメリットを持ったスーパーカードです。アビスへの採用も十分検討されます。

終わりに

今回の解説は以上となります。黒単アビスというデッキは自由枠が非常に多く、採用するカードによって多彩な動きができるので主軸のカードを決めてから初動を決めるのも良いと思います。もし使った事が無いカードがあれば是非お試しください。最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

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