<キャラ名>オリジナル曲タグのキャラ名って、下の名前なの〜〜フルネームなの〜〜どっち〜〜???

カスみたなタイトルだな。


1.はじめに

 こんばんは、うりと申します。
 みなさ〜〜〜ん!ニコニコでミク曲にタグ付けるとき、こんな悩みを感じたことはありませんか?

「ミクオリジナル曲と初音ミクオリジナル曲、どっち付ければいいんだ…?」

 ミク曲以外でも、リン曲やウナ曲、小春六花曲などなど……。苗字と名前があるタイプのキャラクターのオリジナル曲に付ける、<キャラ名>オリジナル曲タグが<下の名前>オリジナル曲<フルネーム>オリジナル曲の両方存在していて、どちらを付けるべきか悩むことあると思います。こういうのは大体使われている方(=数が多い方)をつけた方がいいわけですが、実はキャラクターによって多い方が異なります。そんな中で全キャラのタグを把握するなんてとてもじゃないけど大変ですよね。
 そこで本noteでは、<キャラ名>オリジナル曲のキャラ名の部分が下の名前とネーム、どちらが使われているのかを比較的簡便に覚える方法を紹介したいと思います。また、具体例と例外の提示を行います。

注意
・テーマの性質上苗字と名前に分かれているキャラクターを扱うため、名前のみのキャラクター(MEIKO、可不、知声など)は扱いません。また、ややこしくなるため、海外キャラクターは扱いません。
・キャラ名オリジナル曲タグの早引き一覧ではありません。あくまで傾向を掴むことを目的としたnoteです。
・全てのキャラクター、ソフトに言及している訳ではないです。
・ソング音源のあるキャラクターのみについてここでは書きます。VOICEVOXに関しては歌えるようになりましたが、筆者の知識が足りていないため今回は特に触れていません。

補足
 例に出したミク曲の場合、ミクオリジナル曲の方が多い(ミクオリジナル曲:143,396件 初音ミクオリジナル曲:22,397件 2024/05/07 21:32時点)です。


2.見分け方!


 では本題。簡便な見分け方とは!


・ソング音源としての初出が2019年以前なら<下の名前>オリジナル曲
・2020年以降なら<フルネーム>オリジナル曲


 な〜にが簡便じゃいって怒られそうですね。キャラクターの発売(配布)開始年を大量に把握してる人なんてごく一握りでしょうし…。もうちょい噛み砕くとこんな感じです。


・ソング音源としての初出がVOCALOID(V5以前)のキャラと古めのUTAU、さとうささらは<下の名前>オリジナル曲
・新しいソフト(NEUTRINO、CeVIO_AI、SynthesizerVなど)初出ぽいキャラは<フルネーム>オリジナル曲


 ちょっと長いですがこっちの方がわかりやすさはあるかな…。
 以下の章では具体的なキャラを示したので、細かいところを確認したい人や上の説明では実感の湧かなかった人はざっと見てみてください。


3.具体例と例外

3-0 タグの傾向について

 本題に入る前に簡単にだけ。この<キャラ名>オリジナル曲タグは、伝統的に<下の名前>オリジナル曲が多く使われてきましたが、最近になると<フルネーム>オリジナル曲が使われることが増えているという現状があります。原因としては、タグの予測変換にキャラクター名を入力すると<フルネーム>オリジナル曲のみが引っ掛かることが指摘されています。


3-1 2019年以前初出のキャラクター

 2019年以前初出のキャラクターは大体<下の名前>オリジナル曲の方が多く使われています。以下にそのようなキャラの具体例と例外を示します。

3-1-1 ソフト・キャラごとに見る具体例

・VOCALOID V5以前のキャラクター
 
鳴花ヒメ・ミコト以前にVOCALOID発売されたキャラクターがここに属します。多くの人が直感的にVOCALOIDと認識するキャラクターは大体V5以前のキャラなので、<下の名前>オリジナル曲が主流と捉えて問題ないと…。
例:初音ミク(ミクオリジナル曲)、鏡音レン(レンオリジナル曲)、兎眠りおん(りおんオリジナル曲)、鳴花ヒメ(ヒメオリジナル曲)など

・UTAU
 
キャラクター数が多く、例外もいますが概ねこの傾向です。
例:重音テト(テトオリジナル曲)、滲音かこい(かこいオリジナル曲)、闇音レンリ(レンリオリジナル曲)など

・さとうささら
 
CeVIO Creative Studioもこの傾向にある!といいたいところですが、<下の名前>オリジナル曲なのはさとうささらだけ、どうして…。
例:さとうささら(ささらオリジナル曲)


3-1-2 2019年以前初出キャラの例外

 例外としては、以下のキャラクターおよびキャラ群がいます。これらは<フルネーム>オリジナル曲が主流です。

・桜乃そら
 
VOCALOID V5以前のキャラ唯一の例外。そらオリジナル曲だと穂歌ソラを指すのが原因?

・東北ずん子以外のずんだホライずんキャラクター
 
UTAUが初出ですが、UTAUでの使用率の低さ、NEUTRINO登場以降での使用率の爆発的な増加が要因と考えられます。東北ずん子はVOCALOIDキャラクターなのでずん子オリジナル曲が主流です。混同しないように注意してください。

・UTAU
 上に記した東北一味や葛駄夜音(葛駄夜音オリジナル曲)など一部に例外あります。

・Color Voice Series
 
赤咲湊とかそのあたりのキャラクター。オリジナル曲の少なさ、苗字の重要性も相まってか例外パターンです。


3-2 2020年以降にソング音源初出のキャラクター

 そもそも苗字あるタイプの名前のキャラが少ないみたいなところはあるけど…。

3-2-1 ソフトごとに見る具体例

・SynthesizerV
 最近の音源だと苗字あるタイプの名前のキャラを多く抱えているソフト。小樽一味とトーク系キャラのソング音源がいますが、後者は注意が必要。
例:小春六花(小春六花オリジナル曲)、弦巻マキ(弦巻マキオリジナル曲)など

・CeVIO_AI
 双葉湊音と奏兎める。
例:双葉湊音(双葉湊音オリジナル曲)、奏兎める(奏兎めるオリジナル曲)

・NEUTRINO
 NEUTRINOが初出の苗字あるタイプのキャラは夜語トバリだけですが、東北イタコや四国めたんなど、歌だとだとNEUTRINOの印象強い東北一味も割とこのタイプ。
例:夜語トバリ(夜語トバリオリジナル曲)

・VOCALOID
 VOCALOID βとV6はこっちになります。
例:春日部つむぎ(春日部つむぎオリジナル曲)、花響琴(花響琴オリジナル曲)など


3-2-2 2020年以降初出キャラの例外

 <下の名前>オリジナル曲や他のタグが主流のキャラをここで紹介します。

・琴葉茜・葵
 ソング音源としての初出は2020年(SynthesizerV)だが、VOICEROID時代からたっぷり歌っていたこともあり<下の名前>オリジナル曲が主流。ただ、ソロだろうがデュエットだろうが茜・葵オリジナル曲を使うのに注意が必要。←(追記)茜オリジナル曲や葵オリジナル曲もそこそこ使われていました。確認不足でごめんなさい。

・すずきつづみ
 拮抗しているが現状は、つづみオリジナル曲>すずきつづみオリジナル曲。

・東北きりたん
 現在は東北きりたんオリジナル曲が最も使われていますが、AIきりたんオリジナル曲と拮抗しているため、悩ましいです。


4.まとめ

 みなさんどうでしょう?なんとなく傾向はつかめましたか?個別具体的なキャラでどっちがいいか分からない!ってなったら調べてみましょう。ニコニコのタグ検索に放り込むだけなのでものの30秒でどっちが多いが分かります。
 ミク曲にミクオリジナル曲と初音ミクオリジナル曲の両方のタグが付いている、みたいな明らかな重複のミスをできるだけ減らしたいという気持ちでこのnoteを書きました。より使われているタグを手に取れるようにと心から願っています。

 ついでに宣伝!昨年タグの優先度を考察するnoteを書きました。じゃあ他のタグは何貼ればいいの〜〜って人はぜひ読んでみてください!

 ミスなど指摘はTwitter(@uri_tukemono96)まで。


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