生き方も、死に方も、十人十色

今朝、訪問看護師さんに、「お母さんの呼吸、時々止まるようになってきてるね…」と言われた。

数日前から、母のイビキの連続が一瞬止まって、静かになるのが気になっていたけど、どうやら、その間約5秒〜10秒ぐらい、呼吸が止まっているということだ。

看護師の話しによると、死ぬ間際になると、魚のえら呼吸のような、口をパクパクした呼吸の仕方になることが多く見られるそうだ。

母はこの2週間、血圧も酸素もとても安定していて、尿の量も極端には減っていない。通常は、これらのバイタルチェックをもとに、残り時間が判断されていくが、看護師さん曰く、もしかしたらお母さんは、最期まで安定しているのかもしれないね、と話していた。そういう人もいるから…と。

人は、頭から生まれる人もいれば、足から生まれくる人もいる。そして、生き方、人生はみんなそれぞれ違うように、死に方もみんな違うということかもしれない。

なんで母が病気になったんだろう?
なんで母が末期癌になったんだろう?
なんで母はもっと生きられないのだろう?
なんでもっと一緒にいられないのだろう?
…という不公平感みたいなものは、相変わらず、時々ジワジワと、心の奥からしみ出てくる。

母が最期の呼吸をするまで、私がそばにいる。それが母の死に方になるように。

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