訪問看護師さんたちのすごさ

母の介護中のことで、もうひとつ書き残しておきたかったことが、訪問看護師さんたちのこと。

自宅介護が始まる前に、病院の主治医の診断書を元に介護プランが決まり、訪問看護師さんは日曜日以外の毎日来るようになって、また、同じクリニックの訪問医が週に一度来ることになった。

訪問看護師さんは4人いて、交代で来てきた。バイタルチェックをして、陰部洗浄、オムツ取り替え、排便、褥瘡にゲーベンという、オロナインのような塗り薬を塗る、腎ろうカテーテルを固定してするテープの交換、清拭、着替え、寝たまま洗髪、手、腕、足を洗ってくれることも。

これだけ見ると、病院の看護師さんたちとやっていることはほとんど変わらないが、決定的に違うのは、患者や介護している家族との距離。

母が身体を動かして痛い時は、少し休みを入れて、母の手を握って深呼吸を一緒にしたり、少し様子が急変したときは、朝来てから、夕方また来ましょうか?と言って、一日に2回来てくれたり、3日お通じがないときに、浣腸をして便を取り出して、こちらが恐縮するのをよそに、母に「出て良かったねー、すっきりしたねー」と明るく声をかけてくれる。

彼女たちの日常が、こんなやり取りの連続なわけだから、本当に頭が下がる。

訪問看護師さんたちがいなければ、私は母の介護をまともにできなかったと思う。

ありがとうございました。

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