煽り運転への対処法
「煽り運転」とは、道路上でのトラブルや衝突が原因で起こる怒りや攻撃的な行動のことです。
日本国内でも数年前より社会問題化しており、事故や暴力、場合によっては死亡につながることもあります。
また、アメリカでは煽り運転が日本以上に深刻化しているそうでして2017年には煽り運転が原因で130人が死亡し、1,000人以上が負傷しました。
ちなみに余談ですが、アメリカでは煽り運転のことを「ロードレイジ」と言います。
煽り運転はいくつかの要因によって引き起こされます。
ストレスや疲労、アルコールや薬物の影響、気象条件、交通渋滞、運転スキルの不足、他人への無関心などが原因と考えられています。
また、煽り運転の兆候には以下のようなものがあります。
スピード違反、車線変更違反、クラクションの乱用、幅寄せ、威嚇的なジェスチャーをしたり、あなたを追いかけ続けたり、不快な言葉やジェスチャーを使う、物理的にあなたやあなたの車を攻撃したりすることも考えられます。
もし煽り運転に遭った場合は、冷静になって対立を避けることが重要です。
間違っても暴力で解決しようとしてはいけません。
挑発に乗って自分が危険な運転をするようなことも絶対に避けましょう。
煽り運転の兆候を示しているドライバーを見かけた場合は、距離を取り、対立を避けてください。
そしてもし煽り運転の標的にされた場合は以下の手順を取ることをおすすめします。
・冷静に落ち着いて対立を避けましょう。怒ったり反応したりすることは、状況を悪化させるだけです。
・自分の安全を最優先に考え、煽り運転するドライバーとの直接的な接触を避けるようにしましょう。
・できれば警察署のある方向へ車を走らせ続けます。
・もしくは煽り運転ドライバーの追ってこれない安全な場所に車を駐車してください。公共の場所や人目につく場所に停めることが望ましいです。その際には、ドアをロックし、窓を閉めることを忘れないようにしましょう。
・警察に通報しましょう。煽り運転の状況を正確に伝え、現在の位置や詳細な状況を説明しましょう。
・事件を記録することも重要です。できればドライブレコーダーを設置しておくのが理想ですが、ない場合も煽り運転ドライバーの車のナンバープレートや外見的特徴、起こった出来事の詳細をメモしておきましょう。
煽り運転は巻き込まれる可能性の高い犯罪ですが、予防策を講じることで回避することが可能です。
自分自身をコントロールし、安全な距離を保ち、集中して運転しましょう。
また、普段から煽り運転の兆候に注意し、自分自身のの安全を最優先に考えましょう。
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