稽古の茶道具 追善
11月は悲しい月で、月の半ばに祖父・父・
伯母二人・の命日が続きます。
毎年11月の二週目は「追善」の道具組です。
寄付 落葉両三片 色紙
床 日々庵筆 画賛
花 数珠玉・嵯峨菊 花入 瓦形
香合 信楽 伽藍石
他に茶入に「餓鬼腹写し」茶碗に「奈良絵」
などを使いました。
軸は珍しい画賛で、恩師三田富子先生の師
「鈴木宗保先生」の画賛。鈴木先生は円能・淡々・
鵬雲・坐忘斎と四代の家元に仕えられました。
裏千家家老職の流儀の重鎮・東都を代表する茶人
でした。お家元より「日々庵」「円芳斎」の名前を
拝受されました。
絵は如意でしょうか?歌は「おもかげをかがみ柄杓に
うつし見む けふ御佛に仕えまつりて」
箱書きに「大徳寺にて」と記されていますので、
恐らくお席持ちの時の染筆では・・・