挨拶

山手線の某駅前で、茶会に向かう為弟子を

待っていました。袴・角袖コート姿の私、

どう見ても業界関係者です。

何人か和装の同じく「らしい」おばちゃん・

ねーちゃん・が目の前を通過しましたが、

目礼すらありません。弟子到着で、会場に

向かいます。時間制だったので、先に終えた

人々とすれ違いました。

ざーとらしく「ごきげんよう」と言いました。

すると驚いて「こんにちわ」と返して来ました。

待合に居ると、先の席に入った人々が退出。

この連中も無言でした。

{ほら御覧なさい茶道を形だけ学んだ人々を。

まともな挨拶さえできない}弟子に小声で示唆

しました。我々は待合に居る人に向かい{お先に

入れて頂きました}声を掛けて帰り支度をしました。

電車に乗って{礼に始まり、礼に終わる物を学んで

いる筈なのに。まったくなってない!残念な人

ばかりだったね}嘆節を弟子に聞かせました。