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稽古の茶道具 終戦

久し振りに、終戦記念日を取り合わせます。

寄付   靖国神社宮司筆 扇
床    無一物中無尽蔵
花    白槿・雁皮  花入 沖縄 抱瓶
香合   木彫 大兜
水指   ハワイ 貝文
薄茶器  円能斎好 日の丸
茶碗   京焼 掛け分け
 替   広島 厳島焼
 蓋置  長崎 三彩
菓子器  アメリカ 葉形

寄付は旧宮家出身「筑波藤麿」氏の筆。
社紋の桜と菊が印象的です。
軸 何もかも亡くした日本ですが、国民の
限りない力と希望が有りました。
花入れの抱瓶は、沖縄名産です。
香合は鉄兜ならぬ・・

水指はハワイで購入した、鉢カバー。
真珠湾は日本人にとって、忘れてならない地です。
薄茶器、朱塗りまん丸の珍しい形、使い良い
名称で色々と活躍してくれます。

主茶碗の掛け分けは、相対する二つの物の表現。
戦前・戦後と見たいと思います。
替茶碗の広島・蓋置の長崎と、花入れの沖縄は、
特別な戦渦に見舞われた所です。沢山の犠牲が
出た、悲しい場所でも有ります。

菓子器はアメリカの友人から恵贈された、緑の
葉の形です。稽古の最初に、床の間に一碗を捧げ
戦争で亡くなられた方々に拝礼します。