大徳寺山門

「先生京都旅行をして、大徳寺も見学しました。山門も色が綺麗でした」
(貴女門に向かい、一礼なさった?)「えっ、どうしてですか?昔聞いた様に思いますが・・」

(あの上層部には、利休居士のお像が祀られています。昔の物では無く、明治20年寄進されたのです。玄々斉門下岡山藩家老伊木三猿斉が、自宅でお祀りしておられた像。没後奥様が大徳寺へ、贈られました)

(私は彼処へ、上りました。お像は頭巾を被られ、右手で竹の杖を持っておられました。その右手に左手を乗せて、お袈裟の朱色が、残っていました)

(ですから我々千家の茶を学ぶ者は、
山門に一礼しなきゃ!これから大徳寺へ行く人は、心してくださいね)