茶の湯センセ 許容範囲

茶友へ夏の挨拶を持参したら、折り良く・

運悪く・稽古中でした。

掛け軸の「滝 直下三千丈」は良かった。

他の道具は全てダメ{個人的感想ですが}

と言うのも、花入・香合・水指・薄茶器・

茶碗・菓子器とガラス尽くしだったからです。

カット・色などは、ダブらない様計算されて

いました。

花入は岩田藤七・香合は藤田喬平・薄茶器と

茶碗は女流工芸家・菓子器は江戸切子の銘々皿。

本人は大満足自慢の品らしく「どうですか、大川先生」

こいつが私に先生と敬称を付ける時は、危ない!

「いづれの品も御見事ですね。ところで流石に茶入は

無かったの?」水を向けた私がバカでした。

「有るのよ!一寸待っていて」ただでさえ体に

危険な温度の中、出て来て弱っている私に

とどめが刺されました。