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茶の湯稽古場から どうも・・

客をした人が「御茶杓のご銘は?」尋ねました。

「いちぼうしゅう、です」不思議な言葉を口にしました。

{どんな漢字を書くの?}「はい数字の一・望む・秋?

です」{あっそうなの、55年以上道具を勉強したけれど

初めて聞くよ。いちぼうのあき・ならまだ解るかも}

「でも本には、いちぼうしゅう・と掲載されていました」

この人は勉強家ですが、やたらと本・ほん・ホン・と

言います。

{でも今日の取り合わせとは、余り関係無さそう・・・}

私は否定しました。原因の一つは客が、未だ入門して

一年足らずの人だからです。そんな人に難しい銘を言うのは!

相手の事を考えていません=失格です=独りよがりでした。