茶道具百話 茂三
まづは物事を始める、二日です。
家の裏に在る、産土神へお参り。
それから待望の道具を据えての、独服です。
今年年頭の茶碗は、珍しい「茂三」の写し
を使います。
茂三とは江戸初期対馬から、韓国へ渡った
陶工の名前です。その他玄悦など、数名が
居たとされます。その茂三を名工万古焼の
佐藤延寿が写しています。この人は器用な方で、
何を写しても上手い!ので、いくつか茶碗を
持っています。
茂三は、おおまかこの独特な形が多い様です。
やや深目なので、寒い日には相応しい!もう
40年以上使っているので、時代寂びが付き
余計立派に見えます。