茶道具百話 堅い?
茶道具を取り合わせる場合、同じ文様・柄・
などが重なるのを嫌います。{さしあう}と
言うのでしょうか?私も若い頃は、ダブらない様に
ずいぶんと苦心しました。年齢と共に余裕が
出来たのか、堅い考えが緩くなりました。
若い人から、茶会の相談が有りました。
「籠にたっぷり秋草を生けて、道具に秋草を出すと
ウルサイでしょうか?」「いいえ良いのではと考えます。
春の花と同じで、重なるのは仕方のない事。ただし
余りくどくならない様にしてね」こう伝えました。
秋の取り合わせ、月はいくつも出せませんが秋草
ならば・・・