映画を観るなら

新宿が主な生活圏だった若い頃。

封切り映画を観る為に、良く有楽町の

駅で降りていました。日比谷・銀座の

映画館が好きでした。

良く友人達から「何も彼方まで行かな

ても、良いのに・・・」と呆れられて

いました。まさしく新宿とは反対側まで

映画を観に行くとは!?私が有楽町方面

を好きな理由は、終演後に在りました。

涙や感動に包まれ劇場を出て、見慣れた景色

や音では嫌だったのです。

未だしも多少雰囲気の違う街角なら、気分も

変わりました。ただ一つ困った問題は、食事

です。新宿方面なら、あそこに和食・洋食と

分かっていました。

それが有楽町方面は不案内で、しかも高級

そうな店ばかりに感じられて~ですから結局

地下鉄で新宿へ戻り、食事をしていました。

この年になると逆に有楽町・銀座で下車する

事が多くなり、新宿が目新しい街となりました。