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茶道具百話 掛け分け

釉薬が二つ掛けられていて、半分づつになっている

ものを「掛け分け」と言います。これは主に茶碗に

多いのですが、稀に水指・建水・そうそう花入れにも!

掛け分けは二つの相対する事象を、表現するのに役立ち

ます。今年・来年、入学・卒業、風炉・炉、などなど、

移り目変わり目に使うと、効きます。

これも恩師三田富子先生から、教えて頂いたうれしい

道具の使い方です。何か一つ「掛け分け」の茶道具を

持たれると、役立つ事でしょう。