小習事

О流は13・U流は16の小習事があります。
この中には現在だと、理解の難しい点前が
存在します。

その代表がU流では「貴人」「貴人清次」です。
時代が変わり身分制度が消え、貴族階級も
居なくなりました。今ではどなたを「貴人」と
捉えるべきでしょうか?

「大寺・大社の方々、あるいは学校の恩師など
出も良いのでは?」とお聞きした事が有ります。
藪ノ内流の様に、日頃から台を扱い高僧に茶を
呈する流儀も有ります。本願寺お出入りだからです。

「貴人とは?」こう聞かれる度に、スムーズな
答えを言えません。それに使う茶筅も、清次なら
正客は白竹茶筅、お供は煤竹茶筅。日頃煤竹を
正式な物としている、О流から見れば・・・

{貴人さ~ん、どこに居らっしゃいますか?}