利休忌

大徳寺山門へ上がらせて頂き、利休居士像をお参りした事があります。
階段が急で登るのは、和装なので
一苦労。掃除されていないので、足袋と袴が汚れます。

山門上階には、居士像だけあると思っていました。所が他の仏像も沢山有り、中央に利休様が!
この像は、岡山藩家老 伊木三猿斉の未亡人が寄進しました。三猿斉は11代玄々斉門下。屋敷内にいくつも茶室を建て、40箇所も炉を切って有ったと伝わります。また京都から焼き物職人を招き、虫明焼の興隆をはかりました。

明治20年、三猿斉の一周忌に大徳寺へ、邸内に有った御像を寄進。
埃まみれの板張りに、座して居士像を
拝みました。かの大亀老師が「昭和32年ごろ、14代淡々斉に依頼して厨子を作って頂いた」と説明して下さいました。