恩師の教え 張り子
師の助手として、三越文化センターへ週二回
教えに行きました。指導を始めて三年目の
ある日、師から思いがけない事を言われました。
「貴男の教え方を見ていると、本当に私と同じ。
忠実にやってくれ、うれしく思います。しかし
貴男も30歳でしょう。私の張り子を破って、
自分流を考える頃では無いの?」
有難い・うれしい・でも少し寂しい・複雑な気持ち
となりました。その日から{自分らしい}を考え、
悩みながら指導して来ました。その結果「もう一度
始めから学ぼう」と決意して、京都を目指す事と
なりました。