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連作 短歌 別れ

「いくつもの 別れ重ねて ようやくに

大人となるか 春の学び舎」

小・中・高・と何度もいくつも別れを

重ねて来ました。

友人と仲間と、先生と恩師と、別れる度に

心も体も大人に近づいて行くのですね。


「卒業の 乾杯は未だ ジュースのみ

若人達には明るき別れ」


まだ酒類を飲めない若者達。

でもまるでアルコールが入った様に、

全員が陽気な謝恩会。

別れの感傷に浸っているのは、

教職員だけでしょう。

若い人には別れの儀式さえ、賑やかで

明るいものになっています。