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イケバナの風景 

地元の文化芸術祭の展示に、作品を出しました。

ウクライナへの思いを籠めました。
下に泥で汚れたウクライナ国旗。ロシアに蹂躙されてしまった
のです。金網と鎖は囚われの人々、包囲された街の方々。

金網の中には、枯れたヒマワリの実をいくつも入れました。
ウクライナの国花は、ひまわりです。
全体に散らした、バラの花びら{本当は赤いカーネーションを
使いたかった!}は流された血の象徴。

飯盒の身から伸びる緑の線は、霞草の茎だけを束ねました。
左手の方には、飯盒の蓋。そこへ切り落とした、小さな
霞草の花。自分では鎖の線に対して、緑の線と思いました。

これを見た他の流儀の先生が「希望・或いは平和への架け橋
のようにも見える」と、上手い捉え方をなさいました。
一日も早い「終戦とウクライナの復興」を願っています。

席札の脇に{ウクライナの国花は、ヒマワリです}と書いた
紙を置きました。