萩焼きの始まり

昔の表流「茶道雑誌」に、萩焼きの特集がありました。その中に、興味深い一文を見つけました。
朝鮮の役で、毛利輝元が連れて来た職人が萩焼きの始まりと知っていました。ただこの職人は、捕虜として連れられた人ばかりでは無い・・との、説明です。

韓国では高麗時代から李朝初期まで、国教は仏教でした。その後儒教が、勢力を伸ばしました。それで焼き物も白磁を大切にして、その他は認められませんでした。

そこで焼き物職人達は、生活出来なくなりました。日本に職人が渡って来たとの解説でした。
戦の後、捕虜返還・帰国も認められました。しかし捕虜では無い、人々はそのまま居住。
唐津・薩摩・萩に沢山職人が住み、焼き物産地になりました。

戦争捕虜達=焼き物職人とばかり思っていました。自らやって来たとの説は、新しい驚きでした。