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陶芸作家

「先生この茶碗良い柄

ですね、京焼ですか?」

{いいえ、アホヤキです}

「えっあほって・・」

「私達お茶を飲む時に、何の

為に茶碗を回してる。正面を

汚さない様、避けているで筈。

この茶碗では内側の紅梅部分

で、お茶を飲むからね~}

{どうせなら白梅の内側裏に

描いてくれれば、飲む時

向う側に紅梅が見えたのに}

「成程それで、あほやきと」

「商業的には道具屋で、紅白

両方見えた方が売れるかな}

この手の絵付けを見る度に、

{この作者お茶を理解できて

いない}と残念に思うのです。