ふくさの扱い

濃茶を初めて学ぶ人から「どうして、何度もフクサをまわすのですか?」と
聞かれました。
最初と最後の間、四回フクサをたわめて塵打ちをします。初めと終わりは、「送り」と称して、塵打ちはありません。

(これで合計六回となりますね。天地と東西南北の、四方を浄める為ですよ)これを聞いて、幾らか納得した様でした。

U流では特別な点前以外、音をさせる
塵打ちは有りません。濃茶の四方捌きでも、しずかなやり方です。

中々これは難しく、ついつい
軽く扱いがちです。濃茶の点前らしさが出る様に、指導して行かなければ・・・