茶道稽古場から 初心

風炉も最後の点前となりました。恒例「平点前」

のみの、稽古となります。

炉・風炉・どちらの季節も、最初と最後は必ず、

平点前をしてもらいます。そこで怪しい癖・

可笑しな持ち方・などを直します。柄杓一つ

構えても、人それぞれで様子が違います。

点前一巡と成れば、注意する所だらけ・・・

殆どの人は「何故直されたか」理解していません。

{ホラ、そこはこうでしょう}{違うその手}

などと細かく直します。しかし癖は中々手強い!

若い頃は{しっかり教えた筈なのに}と腹を立て

ましたが、今は諦観の境地です。

しかし正確に・美しく・点前はして欲しいのです。