撒き灰

炭手前{炭のみ、手の字使用}をすると、
我が社育ちと他所から来た方の違いが歴然!

一番は「羽箒」の扱いです。
外様さんは羽箒を、実に軽やかに動かします。
炉縁を撫でている?だけの様にも、見えています。

私が手本を見せ{軽いものほど、重く扱う}と
指導します。こうしないと羽がどこかへ、飛んで
行きそうです。

二番目には、灰器に入れて来る{湿し灰}の
量が、とても少ない事です。よって撒くのも、
ほんの少しばかり・・・

{もっとタップリ灰を入れて来て}{大きく
掬って、沢山巻いて下さい}と教えます。
「貴重な湿し灰、そんなに使っても?」
不思議な事を聞きます。

{大丈夫、皆さんが半年使う分は作りました。
あの大きな青いバケツ見たでしょ。アレが
三つ倉庫に寝ているから}
湿し灰は「ゴチソウ」ですから、たっぷりと
撒きたいですね。