蜻蛉

(はい、そこは打ち返さない)(正面に座って)同時に二ヶ所で、点前をする人に注意を与えました。

「先生良く分かりますね!何だか間違いは、全てチェックされている様な」
(あのね~およそ間違うポイントは、決まっています。だからそこを、特に見ていますよ)
「そうなんですね。仲間と先生は蜻蛉みたいに、きっと複眼なのかも?」と話していました。

(ご自分達で考えてみても、同じ所を間違うと思わらへん?)と言いつつ(ほら茶筅通しの後は、直ぐ筅筒取って)
又注意をしました。

すると一同から、笑いが起こります。
「先生やっぱり複眼ですよ」
のんびり・ゆったり・優雅なお稽古とは、程遠い我が稽古場です。