国宝茶碗

現在日本には、国宝の茶碗が八つあります。天目が5・志野・楽・井戸が1碗づつです。
この中の高名な「喜左衛門井戸」を、
実際に触れた経験が有ります。

恩師三田富子先生は、大徳寺孤蓬庵の小堀卓厳老師に弟子入りされて居ました。そのご縁で「忘筌」「孤蓬庵」を、拝借して御茶事を催した事も!

ある日先生から電話が有りました。
「大川君今京都に来ている。孤蓬庵であの井戸茶碗が、公開されている。
時間が有れば、見にいらっしゃい」

お声がかりで、急いで西上しました。
青竹で大きな囲いを作り、中に茶碗が飾られていました。
「大川君、せっかくの機会だから中に入り見せて頂けば!手に取らせて、頂きなさい」

まだ不勉強で、感想は・・
(想像していたより、はるかに軽い)
でした。どうせならもっと勉強してから、拝見したかったと思ったのでした。