短歌 近詠

憧れの人に出会いし驚きに

俯いて行く風の指すまま

目に見えぬ言葉文章飛び交いて

星座の下に電波の形

みどりにも沢山の漢字有るごとく

山に向かいて色を数える

まづ子供続き若者大人へと

半袖前線動き始める

少しづつ樹影大きく深くなり

重なる緑我に親しき

夕月を軒の青葉の先に見て

我が営みは今日も終わらん