別れ

仏教系大学を卒業して、本山に修行に
出る弟子の為一回を催します。
寂しい思いの中でも、炉開きの頃から
道具を考えて来ました。

寄り付きは、面白い物を思い付きました。本人が入門時に書いた「申し込み書」を、上等な色紙に貼りました。
本人の驚く顔が、楽しみです。

本席の掛け物は、さんざん悩みました。最終候補として「経切れ」「本山管長様の筆」「12代家元筆」の3つに、
絞りました。花入れは「旅枕」香合「冊子形」で、今までの日々を忍びましょう。

茶杓「山門」蓋置「瓦」建水「鉄鉢形」などで、お寺を表現します。

茶入れは「茄子形」茶碗は「天下の春」銘を用意しました。
そうそう棚は「及台子」まだまだ、及第とは言えませんが花むけです。

当日、点前中に泣いて仕舞わないか
心配で成りません。ここを見ている、社中が居るので詳しく書けず残念ですが・・・