漢字

寄付に飾られた会記を見たら、花の名前「女郎花」のみ平仮名でした。
同行の茶友が「女郎の字を、嫌ったのかしら?」聞いてきました。

(貴女女郎と言うのは、郎女とも書いて万葉集の時代にはオジョウサンとの意味ですね。それを知っていれば、少しも触りがないのにねー)

「万葉集時代のお嬢さんとの名称を、遊女に当てた人もヤルワネ・・」茶友はにこりと笑います。

(そうそう祇園の地名も、元来お釈迦様所縁の場所。それをあの辺りにしたのは、当時の人の機知でしょうかね?)

いつの間にか周囲の人も、我々のやり取りを聞いていました。