茶碗の文様
新年の稽古用に、12年ぶりの茶碗を出して
来ました。36歳三度目の干支を前に、恩師
三田富子先生から色絵茶碗を頂きました。
とても珍しい柄行で、内側上部には宝尽くしの
色々が見えます。京都の清閑寺の作でした。
「毘沙門亀甲」と言う文様でした。
「虎は毘沙門さんのお使いの動物。寅年生まれの
貴男が持つに相応しい」と言葉を添えられました。
毘沙門亀甲とは、毘沙門さんの鎧鎖から「三盛亀甲」
が、生まれた様です。
虎とお聞きしたので、寅年のみ使って来ました。
次の寅は無理かもしれないので、24歳若い社中に
手渡しましょう。道具はこうして伝わって行きます。