荘りもの・カザリモノ

一般的にはこの漢字「かざり」とは、読めない
でしょう。小習事16ヶ条の中に、茶入・茶碗・茶杓・
茶筅・荘りの点前が有ります。

夫々にその道具に付いての、由緒・来歴などを伺います。
茶碗荘りをした人が茶碗に付いて「三井家旧蔵」と答えました。
客をした人が「お箱書きでも?」と聞くと「裏千家八代一灯の
お箱がございます」

{はい駄目ですよ!以前三井文庫見学に行った時に話した筈、
三井家は代々表千家を嗜まれたお家です。だから箱書きは
原則表流が相応しいと思います}

{裏千家の書付なら、財閥では住友さんかな~近代ではあの
ナショナルの松下幸之助・大原美術館の大原孫三郎なら
14代淡々斎の御門下だったから・・・}

{荘りものの来歴・由緒など適当に答えてはなりません}
こう注意すると「それじゃ無難に、お家元から拝領では?」
{ばっかもーん、君にお家元様から???だれか身近な
人になさいな}と心の中でツッコミを入れました。