茶杓の銘
稽古では特別の場合を除いて、歴代作の茶杓の
写しを使います。点前をした人が、それに銘を
付けて行きます。
今回は敬愛する「大川先生のお誕生日の取り合わせ」
なのになのに、6な銘が出ません。常盤・高砂{どこかの
町名じゃね}千歳{飴は入れ歯に付くし、そんなに
長生きは}彩雲{年のせいで、雲が色々に見えて幻~}
と、天のJACKな私は、一々難癖を付けるのでした。
「山月」と答えた人が現れ、思わず膝を打ちました。
聞いて居た人は???な様子です。
そこで私から中島敦の名作「山月記」の概略を説明。
「虎が主人公、しかもその人は私同様自尊心が高く
などなど」と話しました。{こういう知識・教養に
基づく、銘は最高ですね}ほめたたえました。
するとここから皆々のエンジンがかかり、次の人は
何と「真弓」そう私は天下の射手座生まれなんですから。
続々と良い銘が出て来ました。
{考えれば出て来ますね、良く掛物を見て、その他の
道具も勘案して、銘を考えなさい}と締めくくりました。