御干菓子

干菓子を盆にのせての、取り回しが出来ません。
そこで各自用に懐紙に盛って、出されます。

先日参加した会では「無地の懐紙では、愛想が
無いので、柄の有る物に・・・」
こう話されて、左下に薄の絵が付いて居ました。

未だしも時折見かける「浮彫」ならばですが?
絵ではお菓子の邪魔になります。亭主は「取り合わせの
一環で」と、不思議な説明をしました。

私は稽古場でも無地懐紙のみを、推奨しています。
絵や柄が有る物は、極力避ける様言い置きます。
「これ頂き物の懐紙ですが、どう使えば・・」

{お家で天ぷらでもした時に、下に敷くキッチン
ペーパーにでもなされば?}と勧めました。懐紙の
小さなスペースに、絵や柄は邪魔だと考えます。

懐紙を使うとなると、干菓子の色も「白っぽい物」は
避ける様になりました。どうしても使う時は、大きな
盆に盛り付けています。こうすれば、手が触れる
心配がありません。