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俳句

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2023年3月の記事一覧

俳句 ウクライナ

「今もまだ 遠き平和よ 風光る」

まだまだ戦火は収まる
気配がありません。
どうしたら平和をとり
戻せるか、世界中で考え
ましょう。

俳句 老年

「春雨の 情緒の解る 年となり」

若い頃は、雨の日でも
動き回っていました。
高齢になり、雨の日は
静かに読書三昧です。

俳句 思い出

「春風に 遠い初恋 飛ばされて」

ようやく思い出される
日々です。
それでも、あの人の面影は
忘れません。

俳句 利休忌

「侘びと寂 遠き我が身よ 利休の忌」

表千家は27日裏千家は28日に、
利休忌が催されます。
我が家でも、居士像の掛け軸に
花・御茶を供えます。
菜の花は、この日迄遠慮する
習いです。
お腹を召された部屋に、生けられていた・舟で京都を旅立つた時、両岸に
咲いていた・など、色々な説があります。

俳句

俳句

「雉親子 きちんと国道 渡りけり」

前の車が、止まりました。
信号も歩道も、無い場所。
どうしたか見ていたら、
何と雉が道を横断!
嬉しい驚きでした。
と共に、前のドライバーの
優しさに感動でした。

俳句 駅前

「花束を 抱える男 春の宵」

洒落た花束を、抱える人。
平凡な薔薇ではありません。
さてこれをもらうのは、
どんな方でしょう?

俳句 悪天候

「春雷に 驚き人等 早足に」

急に音が、鳴り響き
ました。稲光も雨も
まだでしたが・・

俳句 空は

「木も草も 落ち着いて見え 花曇り」

かなり厚い雲に覆われて
います。昨日は輝いていた
景色が、しっとり落ち着いた
風情です。

俳句 休日の海

「大人さえ はしゃぐ声する 春の海」

海からの日差しが、
砂浜の人々を照らします。
時折子供の声に混じり、
大人の歓声も聞こえて
来ました。

俳句 お彼岸

「祖父母との 彼岸詣りに 道草を」

暖かい日差しの下、
お墓参り。
ついつい道草をする私を、
祖父母は笑いながら
見つめています。

俳句 桜に続き

「愛すべき 丸味嬉しき 桃の花」

昔庭に桃を植えました。
直ぐに大木となりました。
花が咲くと、そこだけ
別世界の様でした。
あの可愛いい莟は、例える
物が無い程です。

俳句 昨日

「人寄れば 交わす言葉は 花冷えと」

昨日東京方面は、かなりの
雨模様でした。おまけに
寒くて、ダウンを着込む
程でした。
字面は綺麗な、花冷え。
しかし参りました!

俳句 遠出

「花見へと 新幹線で 乗り出して」

どうせ花見なら、京都。
と思い立ちました。
車窓からもキレイな
花が見えました。
肝心の古都は、人が
多過ぎ。賀茂川上流
まで行くと、静かな
花を楽しめました。

俳句 彼岸

「海沿いの 墓地のあちこち 金戔花」

鮮やかなオレンジ色が、
眩しい程でした。
まるで春光を跳ね返す
様。菊より嬉しい花
でした。