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俳句

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2022年8月の記事一覧

俳句 いよいよ

「うれしくも 街中に見る 秋の文字」

いよいよ秋の字が、あちこちに
踊っています。気温も少し下がり、
にわかに秋めきました。
字面の秋さえも、うれしい昨日今日!

俳句 御寺

「満月を どこで見ている 修行の子」

大学を終え、禅寺へ修行に
入った子。どんな暮らしか
案じています。
満月は見ていないでしょうか?
早々寝てしまいましたか?

俳句 空を仰ぎ

「流れ易き 心の如き 秋の雲」

見る見るうちに、姿を変える
雲。見ていて飽きませんが、
ハタトこの変化は・・・
と思い当たりました。

俳句 何となく

「秋来れば 机上の本を 並べ替え」

にわかに涼しくなりました。
そんな一日、机の上を整理しました。
読んだ本は棚へ、読みたい本を机に
移動します。
何時でも最高の場所には、俳句歳時記
を置いています。

俳句 秋風

「薄芦 花の穂少しの 風に揺れ」

少しススキなどが、穂を出しました。
目で風を感じられる、うれしい日々が
やって来ました。

俳句 変わりゆく

「年ごとに 空き地は消えて 赤まんま」

僅かの内に、空き地には
建物が・駐車場が・・
そのままの状態では、逆に
荒れ果てて・・
美しい、赤マンマ「大毛蓼」は
どこへ消えてしまった?

俳句 仰ぎ見る花

「花木槿 両親祖父母 遠き人」

私が若い頃に植えた木槿。
見上げる様な、木になりました。
その歳月の間に、肉親は遠くへ
旅立ました。

俳句 どこへ

「いつまでも 続く残暑に 逃げ場無き」

名のみの立秋から、もう20日位
経ちました。残暑と言うには酷い
暑さが、続いています。

私の秋は、まだ遠い所に・・・

俳句 時間

「白桃の 産毛見つめる 時も有り」

心に何かのしかかる物が
ありました。頂いた桃の
産毛を見ていたら、それが
徐々に消えて行きました。

俳句 西から

「甲州路 秋の雲湧く 辺りかも」

秋は西から来る、
と思っています。
ですから秋の雲も、
あっちから・・・

俳句 葡萄

「食すより 生けたき葡萄 色豊か」

毎年このシーズンには、
まづ食べるより生けるのが
先です。色の違いを意識して、
硝子の花器に盛りましょう~

俳句 ついに

俳句 ついに

「電車揺れ 窓から秋が 飛び込んで」

大きく電車が揺れました。
瞬間少し空いた窓から、風が
吹き込みました。
{秋だね}隣の友人に小声で
告げました。

俳句 早朝

俳句 早朝

「体操の 人ら集いて 朝の秋」

雨の後のせいでしょうか~
今朝は空がきれいで、涼しくて・・
秋を感じました。

俳句 秋はどこに

「蜻蛉行く 先に何待つ 夕暮れは」

ウッスラと夕焼けが美しい時。
蜻蛉が目の前を、過りました。
さてあの先には、何が待って
いるのでしょうか?