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茶道教授の独り言
2021年12月31日 07:02
「我が星座 傾き始め 年明ける」時が動く様に、少しづつ星も動いて行くのです。こうして新しい年は、始まります。さあ12年に一度の、私の干支がやって来ます。
2021年12月30日 08:56
「大晦日 異国の友は どう過ごす」さて海外に居る日本人の友達たち、12月31日をどう過ごすのでしょう?年越しパーティーの、賑やかな乾杯の声が聞こえて来ます。
2021年12月27日 10:07
「年忘れ 全ての鏡 磨き上げ」何時でも掃除の最初は、家じゅうの鏡を綺麗にする所から始めます。鏡が曇りなく美しくなると、映る物全て・気持ち迄・輝いてくるようです。
2021年12月26日 08:57
「冬深し 皇居の堀の 内と外」日比谷を歩いていると、流石に観光客の姿も減りました。行き来するビジネスマンもせわしなげです。のんびりしているのは、お堀の白鳥や水鳥だけでしょう。
2021年12月25日 12:32
「埋火や 金糸の帯の 客二人」ある年、近所に住む弟子を招いて「年越し茶事風」を催しました。貴重な体験と、喜んでくれた客は金糸が灯りに浮かんでいました。
2021年12月24日 06:19
「人形を 動かし戻し 煤払い」少しづつ掃除を始めました。お気に入りの御所人形のケース。大切に扱い、その場所を綺麗にしました。人形も喜んでいるかの如く、微笑みが増したようです。
2021年12月22日 06:03
「大声で 心の内を 冬空へ」誰の姿も見えない河川敷き。心の中身を大きな声で、空に吐き出しました。スッキリして、帰りの星空はとても美しく見えました。
2021年12月21日 08:48
「青信号 続くうれしさ 年の暮れ」ラッキー 運転席の友人が、声をあげました。見れば先の信号が全て、青になっています。彼の弾んだ声に、一瞬年末の忙しさを忘れました。
2021年12月20日 06:23
「藪柑子 徳利にさし 食卓へ」それは小さくて可愛い、藪柑子の枝を頂きました。お気に入りの小さな徳利を出して、それに生けました。不調法で一滴もお酒は飲みませんが、こんな時の為、いくつかの酒器を用意してあります。
2021年12月19日 07:18
「枝も実も 揺らぐ万両 風強く」一昨日から昨日迄、驚く程の風が吹きました。タップリ実がついて、頭の重い万両もしなる様に揺れました。この時季、赤い実の物が目立ちます。寒々とした光景の中の、救いですね。
2021年12月18日 06:58
「積もれ雪 心の扉 閉ざすほど」予報より激しく雪が舞っています。悩みを抱えた私には、つらいお天気です。いっそ沢山降って「何もかも埋めて欲しい」とさえ思う夜でした。
2021年12月17日 10:34
「庭園の 隅の千両 色を吐く」立派なお庭を見学しました。私は片隅で存在を主張している、赤い実が沢山ついた枝に目が行きました。
2021年12月16日 06:42
「塗火桶 名料亭の 八畳間」ある方から食事に招かれました。名の有るお店です。待合らしき部屋に通ると、螺鈿の火桶が置かれていました。体だけではなく、目も暖かくなりました。
2021年12月15日 07:03
「風邪声は 父に似たると 母の言う」兄の声は私が聞いても間違う程、父に似ていました。私は違う声です。それでも風邪をひいて少し低音になると、父に似ている様でした。