今はまだ、しくみにかなわない
自分が認められたいとか
評価されたいとか
そういう思いでやってないことがある
それは人権のこと
ただ
人と交わり合いながらでしかできないことだと思っているから
自分の身体と心をつかってしかできないことだと思っているから
時にすり減り傷つき迷ったとしても
やめることができずに
かかわり、考え、その中にともにあり続けてもらえたら、という
ほんのわずかな望みにかけてきたこと
そのために
きもちや正しさを押し通すのではなく
ありきたりの言葉を並べるのではなく
耳を傾けながらやってきたこと
それが
くだらない権威性の前に崩れるのを見た
丁寧に紡いでいたものが
失望に変わっていくのを目の前で見た
人々の温度が下がってしまうのを見た
悔しくて涙が出た
今はまだ
わたしはしくみにかなわない
またひとつ
崩れてしまった瓦礫を拾い集めて
崩れたね、と言いながら
どうしようか、と話しながら進むだけだ
今できることはあきらめないこと
いつか
このしくみを追い越すその日がくるのを
わたしは待っている
その日を自分たちでつくる
その日まできのうの悔しさを忘れないように
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