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「西予市裏市長」になってやったこと⑨

これまでの「西予市裏市長になってやったこと」シリーズを読んでくださったかたならおわかりだと思いますが、
会場として「ギャラリー喫茶池田屋」さんをなんと多用していることか・・・!
わたしも記事にまとめていてあらためて気づきました。
ほんとうにありがとうございます。
池田屋さんは、わたしの・わたしたちの「やりたい!」をいつも受け入れてくださる場所、なんですよね~!

あるとき、そんなお世話になってる池田屋のビッグマザー千枝さんに、
「思いや考えや立場がちがう人とちがう人をかけ合わせた企画をやりたい。
そんでその片一方は千枝さんにお願いしたい。
千枝さん、今いちばん会って話してみたい人ってだれ?」
と聞くと、千枝さんは、
「下澤さん!」と即答。
この「下澤さん」はどういった人物かというと、
総務省から西予市役所に出向していたお役人で、西予市では政策企画部長をされていたかた。
ぜったいおもしろそう~🎉🎉🎉
でも果たして先方が引き受けてくれるか!?
一か八か、企画書を携え、政策企画部のドアを叩きました🚪

そしてなんと「お引き受けします」との連絡がッ!!!
提案していたスケジュールのうち、3月議会が終わった翌日!!!
しかも年度末やっちゅうねん!!!
こんなクソ忙しい時期の、裏市長とか名乗ってる奴のこんな企画を引き受けてくれるなんて!神!!!
ビックリマーク多!!!
というわけでこの企画が実現しました🎉

SHOES vol.9 クセのある二人

tamanoにつくってもらったチラシはいつもかわいいな~!

当日は、参加者にも自己紹介してもらい、
「下澤さんにオススメしたい一品」をプレゼンしてもらいました。
お米(西予市宇和町は米どころなんです🍚)、みかん、地元でつくった甘酒、じゃこ天やかまぼこ、などの特産品のほかに、
地元商店街の花屋さんの花束、宇和町の古い町並み、三瓶町のレトロなアーケードの商店街(アーケードは老朽化のため取り壊されてしまいました)、おすすめのお店、冬になるとやってきてくれるツルなど、文化や景色、環境などもありました。
オススメの一品の現物をお持ちくださるかたもいて贈呈式にもなって和やか~にスタート!

その後、西予市にきて一年が経過した下澤さんから
👉西予市の来る前と来た後のビフォーアフター、
👉下澤さんから見た西予市のいいとこ・わるいとこ、
👉下澤さんが語る西予市の可能性、
というコンテンツを、千枝さんとの対談形式ですすめていきました。

二人のトークセッションを通した参加者との対話も考えていて、
スタッフのmayumiちゃんと考えて、彼女がサインボードをつくってくれました。

参加者には二人の発言やほかの参加者の発言に自由にこのサインボードを掲げてもらって、気になったときに発言してもらいやすいように工夫してみましたが、これがめちゃくちゃよかった!
よすぎて、時間が足りなかった~ってかんじになりました。

mayumiちゃんは当日はレコーディングも担当してくれていたので
その一部をご紹介します!

西予市が推してるジオパークについて「恥ずかしがらずにジオパーク」という名言が生まれた
みんな言いたいこと言いまくってくれてて最高じゃない?最高
まちづくりの話からの人権の話。参加者の意見からの流れ。これってめちゃ貴重だと思う

なによりも感激したのは、
千枝さんをはじめ、参加者一人一人が発言するときに、
下澤さんが一生懸命きいてくださっていたこと。
パソコンでメモをとりながら、発言している参加者の顔を見ながら、頷き考えながら、
静かにきいているそのとても丁寧な姿に、
参加者のみなさんは萎縮することなく、安心したきもちで、自分の言葉で、
話ができたのではないかなあと思いました。

千枝さんと下澤さん お二人のおかげでめちゃんこいい会になりました🙏やっぱ人だわ

大盛況で会が終わって、もらったお米を持って帰る下澤さんが
「実は炊飯器がなくて・・・」と言ったもんだから、
翌日、千枝さんが自宅にあった小さな炊飯器を市役所に届けるという😂
「せっかく西予市に来てもろたんやから、お友だちになりたい」という千枝さんの気持ちが、下澤さんにきっとまっすぐ伝わったと思います。

そんな下澤さんももう総務省に帰ってしまって一年以上。
マイナンバーいろいろあったから、残業しまくってらっしゃったのではないかと心配です。
元気かなあ。元気でいてほしいですね。

わたしや千枝さんは、けっこう市役所にいろいろ聞きにいったり意見を言ったりしてきたんだけど、そのとき、アイツまた来たよって顔されることも多々あって。

敵じゃなくて市民なんだけどなあっていつも思ってました。

よく「市民と協働」って言葉、市役所よく使うんだけど、
そのためには市民がよく理解すること、
理解のために情報をオープンにすること、
オープンな情報をもとに話し合いながら合意形成していくこと、
なんかが重要だと思うんだけど、
いろんなこと、はしょっちゃってないかなあ〜と、西予市を見ていて思います。

下澤さんのあの夜の姿勢は、本来の行政のすがたを見せてくださったように思ってます。
それを一日だけじゃなく、ずっとやり続けるのはめちゃくちゃ胆力がいることだけど、
でもそれをやり続けた向こう側にはね、
住んでる人が「この町いい町なんだよ~」って自然に言っちゃう町になるってわたしは思ってる。
住んでる人が「自分の住んでる町がいい町」って思えること、言えること、
行政としてこんなにうれしいことはないと思うんだけどなあ。

SHOES、9回目まで来ました。
これまで読んでくれてありがとう、SHOESの紹介はラスト1回だぜ!
See you next time!(急に何)🎉




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