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『サム・ホーソーンの事件簿』読んでみた。 #あなたの推し本教えて 12人目

こんにちは、青波麗です。
まず、以下ツイートをご覧ください。

ということで、今回は松原穂乃花@l3ubxxxZooaw0Azさんの推し本「サム・ホーソーンの事件簿」をご紹介します。

消えた馬車、空中で絞殺されたスタントマン、行き止まりから消えた強盗…これら不可能と思える事件が、一体どう解決されるのか?医師サム・ホーソーンが挑む、不可能を可能に変える物語。信じられない真実があなたを待っています。

「サム・ホーソーンの事件簿」エドワード・D・ホック

本のタイトルは「サム・ホーソーンの事件簿」で、著者はエドワード・D・ホックです。本作は、サム・ホーソーンものの初期作品12編と、特別付録として不可解な墜死事件の謎を解く「長い墜落」を収録しています。

私が感じた魅力①:頭脳戦の快感

この本は、一瞬たりとも読む手を止めさせない、緻密で繊細な頭脳戦の快感があります。クイーンの短編集のように、じっくり考えれば自分でも解けたのかもしれない、そんな読者の想像力と知識を引き出すトリックが満載です。

私が感じた魅力②:作者の哲学の反映

作者の哲学がビンビン伝わってくるのも魅力の一つです。動機よりトリック、人の心の謎より人が頭で考えた謎、そして推理小説の本懐は不可能犯罪だという信念が垣間見えるストーリー展開には感動しました。

私が感じた魅力③:豊富な謎のバリエーションとほのぼのとした世界観

不可能犯罪に特化した短編集でありながら、謎の提示のバリエーションがとにかく豊富で、そのシチュエーションを読んでいるだけで楽しいです。また、サム先生と住民たちとの日々の生活がほのぼのとした牧歌的な雰囲気で描かれており、読者に優しさと安らぎを与えます。

「サム・ホーソーンの事件簿」を読んでほしい人

  • 推理小説が好きな人

  • トリックに挑戦したい人

  • 不可能犯罪に興味がある人

  • ほのぼのとした世界観に触れたい人

この本は、ミステリーや推理小説の世界が好きな方に特におすすめです。緻密な謎解きに挑戦したい、新たな視点で物事を考えてみたいという方にもぴったりです。また、物語の中に織り込まれた牧歌的な雰囲気は、読む人々に安らぎをもたらします。

「サム・ホーソーンの事件簿」を読むことで待っている未来

読む者を待ち受けるのは、謎解きの楽しさだけでなく、物事を深く掘り下げて考えるという思考力の向上です。各短編ごとに提示される不可能犯罪の解明は、日常的な思考ルーテーィンを打破し、新たな視点や考え方を引き出すきっかけとなります。また、物語の中に広がるほのぼのとした世界は、日常生活の喧騒から一時的に解放される場となるでしょう。

さらに、この本を通じて、新たな発見や洞察が生まれるかもしれません。物語の中に潜む意図や伏線を見つけることで、読解力や論理的思考力を鍛えることが可能です。それは、職場や学校、日常生活の中でのコミュニケーションにも活かせるスキルです。

まとめ

『サム・ホーソーンの事件簿』は、あなたの思考力を刺激し、視点を広げる一冊です。普段とは違う視点から物事を考え、自分の知識と直感を試すことができます。そして、そこには牧歌的な雰囲気の中で描かれるほのぼのとした世界観も広がっています。

読む者を未知なる頭脳戦へと誘い、新たな発見や洞察を提供する『サム・ホーソーンの事件簿』。あなたもぜひ、この世界に足を踏み入れてみませんか?未知なる謎と向き合い、自分の知識と直感を試す旅へ出発しましょう。

#あなたの推し本教えて は、読書をこよなく愛する方達の推し本を、私が実際に読んで率直レビューするというTwitterで行っている企画です。読書好きの方は私(Twitter:@urara_aonami)をフォローして是非楽しんでください!

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