暑さと更年期と私

あっという間に9月。
そして9月も1/3が経過していた。

今年はなんだか時が経つのが早い。
明けましておめでとう、から、なにがなんだか、コロナであっという間に半年が過ぎ、あと4ヶ月弱でもう大晦日だ。
なんということかー。
今年を振り返ってみる。
なにしてたんだろうなーw。

1月、2月の終わりまでは割と通常運転だった様に思う。
1月から、7月にレース中にひどく肉離れしてしまった脚の具合が良くなってきて、少しずつランニングを再開したことを覚えている。
松葉杖だったのにこんなにも回復して、もう本当に嬉しいー、とか言ってたなあ。笑
2月の終わりには、朝歩いてたら車に跳ねられちゃって、あれまー、といった感じ。
さっかく走り始めたのに、これでもう4月のUTMFは絶望的だな、などと思ったものだ。

コロナの影響は3月から起こり始める。
2月の終わり頃から、段々と雲行きが怪しくなってきて嫌な予感がしてた。
3月に入ってから、お受けしていたウェディング司会が立て続けに延期、キャンセルに。
3月にマイクを握ったのは、この月の頭の週末の一本だけ。
毎年お受けしているメイクアップのイベントの大きな仕事もキャンセル、アウトドアイベントのMCもキャンセルに、そしてすべてのお仕事がキャンセルになった。

ウェディングが出来なくなった。
15年以上お受けしているメイクアップのすべてのイベントが今年は中止になった。
マラソンなどレースのMC、各種研修会や講習会、すべてが中止ーーー。泣
関係者の皆さんはどうしているだろうか、どう接したらいいのか、いやいや、向こうもおんなじこと考えてるのではないか。。
いろんなこと思ったなあ。
沢山の想いの中、自問自答と試行錯誤を繰り返して、なにかを掴もうと必死にあれこれやってみた。でもフニャッ、フニャッと、なんだかすべてが掴めない、あああー、みたいな感じで、あっという間にもうこの9月である。

何十年もスケジュールびっしりの生活から、なんにも予定がない生活に変わった。
こうなると、人はジタバタし始める。
ああ、なにしたらいいのかしら、なにもすることがないわ。

お掃除、断捨離、お料理、読書に映画鑑賞、おうちトレーニングでヨガを取り入れ、なにか仕事に繋がらないかとポッドキャストやYouTubeにもチャレンジしてみる。
なんにもしないよりはマシだ。
とりあえずやってみよう、とね。

まあその結果はどうであれ、結論から言うと、よかったのは「自分を大切に出来た数ヶ月になった」ということ。
そして、「豊かさや幸せは外にあるのではなくて自分の内側にあるのだ」ということに気づけた、ということ。

今までおざなりにしていたことに取り組めたのはとてもよかった。
自分で作って美味しく食べる、よく本を読む、学ぶ、そして自分自身をケアする時間をたくさん持てたことは本当によかったと思う。
そうそう、ケアのこと。
忙しすぎて（気持ちが）ゆっくりと自分の身体に向き合うことをしていなかったから、フェイシャルパックにボディのパック、ケアをすることがとても楽しく、癒された。
こんなにも頑張ってきたのね、疲れてたんだね。ああ、いろんなこと忘れていたのだ。

女の背中も顔なのよ、と昔、美容の先輩に言われたことがある。
その頃は若くて意味がわからなかった。
背中は手が届かない場所。
そして自分からは見えない場所である。
背中を見れば、女性を意識できてるかがわかるのだそうだ。
あの頃わからなかったこの言葉の意味が今ではよくわかる。
そう、背中、とても大事なのだ。

という私もたぶん更年期真っ只中。
ホットフラッシュに肩こり頭痛、夜は眠りが浅いし、いつも息苦しい。
加えて今年のこの暑さで、去年の今と今年の夏は自分の体調があまりにも違うことに驚いたりもする。
朝はコップ一杯のお水か白湯を飲むところからスタート、植物性のプロテイン入りスムージーを作って飲んで、お気に入りのコーヒーを淹れる。
三食食べて、身体に悪いものはあまり摂取しない、など身体には気を遣ってきたが、今年はあまりにもそれだけでは通用しないのだ。
ああ、ゆらぎの時、更年期ちゃんがやってきたのねー。笑

受け入れ、いい意味で諦めること。
そんな自分をクスッと笑う。
いい年齢になったわね、ついにやってきたわね、と。笑
豊かさは外にあるのではなく、この心の中にある。
それがわかっただけでもよかった数ヶ月間かしら。

さて、この暑さはまだ続くのだろうか。
暑さと更年期と私。
楽しむこと忘れずに、今日も過ごしていきたいと思う。笑