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ヤマビルは吸い付いたら離れない、なんて見たことない

いやあ、マダニにやられました。ほんの2ミリのマダニでしたが、食いついて離れませんでした。それに比べると、ヤマビルなんてあっさりしたものです。自分は、吸いついて離れないヤマビルを見たことがありません。

この記事の専門家の発言には納得できます。しかし、YAMA HACKが書いたであろう見出しおよび導入文はどうなんでしょう。専門家に話を聞いたのに、こういうことを言うのはおかしいと思います。

吸い付いたら離れないヤマビルは実在するのか!?

自分がこれまでに出会ったヤマビルは、「吸い付いたら離れない!」なんてことはありませんでした。自分の経験の範囲内でしか言うしかありませんので、もしかしたら丹沢の山奥に行ったら、テンションあがりまくりで、吸い付いて離れないヤマビルがいるのかもしれないと思ったりしています。

そうは言うものの、ヤマビルが離れないことはありました。それは、慌てて引き剥がそうとしたときでした。引っ張っても簡単には離れないのです。これ以上引っ張ったら皮膚がむけるのではないかというくらい力を入れても取れません。ま、爪でしごけば良いみたいですが。そのときヤマビルは、引っ張られて抵抗しているようでした、剥がされまいと。引っ張るから余計頑張っちゃうのですね。

無理に剥がそうとするからいけないのです。

そして、自分が見た限りでは、強力に吸い付いているのは口の方ではなく、お尻の方でした。お尻の吸盤の吸着力はかなり強いと思います。これまでに何度もヤマビルにやられましたが、吸血している側の口をがっちり皮膚に食い込ませつついつまでも頑張っているヤマビルは見たことがありません。繰り返しになりますが、丹沢のヤマビル密集地帯に行ったら、話は違うのかもしれません。

もしかしたら、ヤマビルの行動に環境が影響するのかもしれません。丹沢の外れのやる気のないヤマビルも、雨がザーザー降るとテンションが上がって、木にも登れば飛び跳ねもするのかもしれません。そんなヤマビルだったら、もしかしたら吸い付いて離れないのかもしれないとも思います。

いつか勇者が現れて実証してくれることを期待します。

他にも都市伝説的な話がありますね。「噛んでるヒルを無理に剥がすと牙が残るので、、、」とかいうやつ。牙が残るまで頑張るヤマビルを見たことがありません。仮にヤマビルが食いついているときに無理に剥がして牙が残るのでしょうか。ま、皮膚に残された牙なるものを証明する写真を見たことがありません。それに実証するのは難しい気がします。なぜなら、剥がそうとした時点で、ヤマビルは人間に気づかれたと悟り、逃げようとします。吸血している口から離れますので、剥がそうとしたときには、すでにヤマビルが吸血をやめてしまっているのではないかと思うのです。だから、事実上牙が残るということはありえないし。牙が残るかを実験することは困難でうまくいかないだろうと思うのです。

なお、ヤマビルに食いつかれたら、虫除けスプレーをかければすぐに落ちます。無理に引っ張ることはありませんし、無理に引っ張ると却って離れてくれないので、やらない方が良いと思います。そして、適量をスプレーすれば死にます。

他は、専門家さんの言うとおりで良いのではないでしょうか。

ま、ヤマビルがウジャウジャいる丹沢山中を歩いたことはありません。雨の高野山を歩いたこともありません。丹沢山系の麓に下りてきて、もしかしたらモチベーションが低下しているかもしれないヤマビルたちを見た感じで言っています。

ヤマビル研究会の言うことは参考にして良いと思います。

ま、「すぐにはがすこと」というのが気になりますが。「すぐに」とはどれだけすぐにと思ったら良いのでしょうか。吸血されているのに気づいてからは、急いでも大勢に影響はないと思いますので、落ち着いて対処すれば良いのかなと思います。

t.koba



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