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雨の日のヤマビル

2021年7月4日、雨が降る中、撮影に出かけた。まず、神奈川県自然環境保全センターに行ったら自然観察園は休園。そこで、センター敷地内の人工池でハエを撮影。それだけで帰る気にもなれず、七沢森林公園へ。

森のアトリエ側の駐車場に車を停める。年中無料だし、マイナーな感じが好きだ。

巡礼峠あたりを散策する。

天候が回復すると期待して出かけてきたのに、雨が強くなる。風はほとんどなかったので、雨避けには傘だけあればよさそうだった。

傘をさし、カメラと虫よけスプレーだけ持って歩き始めた。

虫よけはこれ

くさい製品を使うと家に帰ってからも悪臭に悩まされるが、これはほとんど臭わないから良い。気になる点は、効能にツツガムシが含まれていないこと。

ヤマビルの活性が高い。ヤマビル退治が忙しくて撮影どころではない。撮影に夢中になって油断した隙に、ヤマビルは忍び込む。靴にはヤマビルファイターを塗布しているので、どんどん這い上がってくるなどということにはならない。結果、ヤマビルは、ゴム底のあたりを這い回ったり、途中まで登ってもコロンと落ちたりしている。しかし、油断は禁物だ。1匹だけ膝の下あたりまで登ってきていた。気づいて良かった。危ないところだった。ヤマビルファイターの塗りムラを突いて登ってきたのだろう。

一旦、退避して、昼食とする。

ヤマビルの攻撃が激しいので、ヤマビルファイターを重ね塗り。

先日コーナン厚木下荻野店で買ったものだ。ヤマビルファイターを扱っているホームセンターは他にもあるが、別な目的で行ったついでに買ったのだ。イカリ消毒の135ml。安かったので2本買った。

これまでのスプレーに比べると、はるかに霧が細かい。スプレー部分が良くなっている。

前のやつは、ボテボテと垂れて不評だった(ユーザー1人にヒアリングした結果+自分の感想)。

古いのと新しいのとでは、スプレーの部品が違っていた。

噴射口の色が違う。これは霧の細かさに関係があるに違いない。ギザの大きさも違う。ま、性能には関係ないだろう。押すところの形状が違う。新しい方が人間工学的に良さそうな気がする。

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└ 左がこれまで使っていたもの、右が新しく使い始めたもの ┘

イカリ消毒に確認しようと思ったが、やめた。面倒臭いので。

忌避剤の話で脱線してしまった。

ヤマビルの話をしたいのだった。

・雨の日のヤマビルの行動の考察
・ヤマビルの息の根を止める方法

雨の日のヤマビルの行動

今年初の被害にあったすぐ後だったと思う。鳥を待っているときにヤマビルの話になった。ある人が言うには、「ヤマビルって雨の日は木に登るんだよねえ。」とのこと。ヤマビルは木に登らないなどと言っていい気になっている人たちもいるが、この人が言うなら登るに違いないと思った。

その話を聞いてから、雨の日に木に登るヤマビルをこの目で見てみたいと思った。

で、雨の森林公園でのヤマビル観察となったのである。

結局、ヤマビルはいつもと変わらず地面を這ってやってきた。雨が足りなかったのかもしれない。自分は、たまたまその日に観察しただけだ。たまたま自分の都合の良い日に行って、うまく見られるものでもないだろう。いろんな条件のもとで観察していく必要があるだろう。

やらないけどね。

ヤマビルの息の根を止める方法

自分は、虫よけスプレーをかけて退治することが多い。しかし虫よけスプレーは高いので無駄に使いたくない。ヤマビルごときに掛けるなんてもったいない。そもそも、自分の前に現れた1匹2匹やっつけたところで、焼け石に水なのだ。

神奈川県は、次のように言っている。

殺ヒル剤(薬剤)や、消石灰、木酢液、食塩などを使ってヒルを駆除します。

塩で良い。塩ならあまり金はかからない。ケチな自分は、自転車で海に行って海水を汲んできて塩を作ったらただで済むな、とかバカなことも考えた。しかし、塩を持ち歩くのもなんだかなあと思う。そこで、どこかで聞いたハサミで切る方法を試してみた。このためにハサミを用意してきていた。そして、出直したときハサミも携帯したのだった。

塩や薬品を使用すると環境への影響は避けられないが、ハサミで切ればヤマビルの切り身が地面に転がるだけだ。環境には良さそうに思える。それに、懐が痛まないのが良い。

ハサミは、ダイソーで買った100円のハサミだ。

これでヤマビルをカットする。残虐極まりないと思う。実際やってみると、内臓が出て気持ち悪かったりする。そこで頭に近いところを切るのが良いのではないかとか考える。何度かやるうちにコツをつかんだ。ヤマビルは尺取虫運動で移動する。伸びたり縮んだりを繰り返す。そのリズムに合わせて、伸びたときにハサミを入れるのだ。

この日は、ずいぶん小さいやつもいた。こんなに小さなヤマビルもいるのか!というほど小さなやつが。小さすぎて、ハサミを当てるのが難しかった。

自分は、ヤマビル退治専門でやるつもりはない。鳥が出たときや移動するときは、ハサミを収納したい。汚いままハサミを収納できるホルダーが欲しいと思った。

切ることに関しては、衛生面で問題がないか心配だ。ヤマビルを切ったときに多かれ少なかれ何かが出るのだが、それに問題があるものが含まれないかが心配である。

そういう心配をするなら、「切る」という方法は取らない方が賢明であろう。

で、電撃でやっつけるのはどうか、なんて考えている。

t.koba

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