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欧州文化首都VP3日目 ルーマニア革命ツアー

ルーマニア入りして3日目。
午前中は、デザイン学校の中でアントレプレナーシップのプログラムに参加。

前半はルーマニア語なので、スライドを写真に撮る→画像認識からグーグル翻訳をしながらなんとなく話しているトピックがわかる程度。後半のディスカッションは英語だったけれど全然ついていけなかった。

パネリストの一人が、途中から小さな子どもを抱えて登壇しておりその姿勢がとても良いと思った。日本で、オンラインヨガの講座を受けていて時々先生の子どもが画面にうつり込む、一緒にヨガをすることがあったが、こういう公の場所でも子どもを受け入れられる空気が良い。途中マイクを持って喋ろうとするので笑いが起こり場が和んでいた。


休憩中に出してもらったキャロットケーキ。ドライフルーツもたくさん入ってとても美味しかった

午後はルーマニア革命を学ぶツアー。
ティミショアラはルーマニア革命のきっかけの蜂起が起きた町。その動きの重要スポットを巡る。

自由を叫んだ青年の像らしい


よく見ると、その時の銃の跡が建物に残っている。
自由と十分な食料、生活を求めて人々が詰め寄ったまさにその場所で当時の話を聞く。

デモに参加するためにバスやトラムを使って人々がティミショアラに集まった


革命が現在と切り離された物語ではなく、今のルーマニアを作ってきた地続きの出来事であることを強く感じる。やはり事前に目を通してきた資料とは迫ってくるものが違う。

看板の下の壁に軍が撃った銃弾の痕が残る。建物には現在でも人が居住している
人々が集まって抗議の声を上げた広場

しかし建物の寿命が短い日本からすると、50年前の建物に、しかも弾丸の痕もそのままに住み続けているのは不思議に感じる。当時の写真と見比べてもあまり建物が変わっておらず街がそのまま歴史を物語っているようだ。

銃弾に倒れた人を表したモニュメント。別の角度から見ると十字架に見える
革命後に植えられた木

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