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未来が見える人①

引越してきた時に、彼(今は旦那)から
「YUANAと同じような話をする人がいる。」と話をされた。

どうやら前日の夜に、友達と行ったスナックに、スピリチュアルな話をする方が働いていたらしく、なにやら私と会わせたい様だった。

けれど、少し前に、スピリチュアルなお仕事をしている人同士の喧嘩を目撃したばかりの私は、
「スピリチュアルな人だからといって、良い人とは限らない。」と伝え、その話は終わった。



数日経った時、彼から「この人なんだけど…。」と、その人が写った写真を見せられた。
(後から聞いた話だけど、旦那は私とこの方を会わせないといけないという使命に駆られていたらしい。)


「あぁ。大丈夫だ。」
写真に映った笑顔のお姉さんは、光の人とでも言えば良いのか?とにかく大丈夫だって、安心する優しい顔をしていた。


何回かお店へ行こうとしたけれど、連絡が取れなかったりして日にちを送らせた。
やっと「行こう!」と思って行けたタイミングが良かったらしく、沢山お話しをする時間をいただけた。

お店に入るとお客さんが数名と、カウンターにスナックのママとその奥に写真の女性がいらっしゃった。
私が知り合いの様に笑顔だったからか「誰だろう?」というようなキョトンという顔をしていた。

一応前回旦那が来た時に、「魂がどうとかいつもそんな話をしている。」と私の話はしていたらしいが。

暇になった様で私達の席に来てくれた。
というか…、私の真隣に座って微笑んだ顔でこちらを見ている。

彼女のエネルギーは、今まで会った誰よりもとてもクリアに見えた。
(後から聞いたら、初対面の人に会う時はクリアを意識してるんだとか。)


私の顔を見たあと、頭上や肩の上辺りをキョロキョロと目を見開いて見ている。私の体を囲う様に手を動かしながら「既に持ってらっしゃる」と言った。


さて、彼女は何者なんだろうか?
病気で一度あの世へ行ったそうな。
神様に「人の助けになりなさい」と言われ、この世へ戻ってきたら色んな物が見える様になっていたそうな。

その能力の事を「凄い‼︎」と称賛すると、「全くそんな事はなくて本当に皆の方が凄いの。私はただ視える様になっただけで、何も出来ない。だから皆の方が凄い。」と、本気で言っている様だった。

人についてる守護霊や天使などが見えるけど、中でも得意なのは未来を見る事のようで、
相手の頭上には、いつも映画のように一生が流れてるそうです。

時間が許す限り話をした。
「彼が、私と同じ様な話をする人がいるって言ってて、会わせたかったみたいです。」

『うん。似てるって言うか…こういう話を出来る人がいないよね。
出身地が違うんだよね。
私は天使系たけど、YUANAさんはどちらかと言うと、、、魔法使い……や、魔女かな。』

こんな話をしたり、こんな話を聞ける事も滅多にない事でとても楽しい時間だった。

「彼と私が同化し過ぎて、どちらの感情か分からなくて困るんですよね。自分の感情だと思ってたら、彼が家を出たら自分に戻って、あ、私じゃなかったんだ。みたいな。」

『大丈夫だよ。そのうち全く気にならなくなるから。』私の頭上の未来を見て答えてくれる。



前世占い師だったんじゃない?
YUANAさんは、カードとか手相とか道具を使うタイプの人みたい。この土地に来て占い師になるんじゃない?』

そう言われて私は涙が流れた。私本当は占いをやりたいの。
だけど、「馬鹿みたい」って思われると思って口にした事なかったんだけど、お見通しのようだった。



「よくこんな波動の低いとこにいれますね。私だったら疲れちゃって、無理です…。」

『そうなの!辞めたいってずっと言ってるんだけど、上(ガイド)から楽しいからいなさい。って言われるの。』

そう話してたけど、私と会ってからすぐお店を辞めた。
私と会うために待っててくれたんじゃないか?と思った。

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