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Audibleおすすめ

マジでいいぞ。

Audibleがめっちゃいい。
いわゆる「聞く読書」で、ラジオ感覚で小説が聞ける。

紙の本大好き人間的にはアレルギー反応が出る代物だと思うけど、とにかく本当にいいのでみんなぜひ使った方がいい。
Netflixよりも優先度の高いサブスクリプションだと思う。

各自が自由に聞きたいものを聞けばいいと思うが、
水先案内人としてオススメの作品をいくつか列挙したい。

小隊/砂川 文次

ロシア軍が北海道に侵攻してくるので、自衛隊がそれを防衛する話。
めちゃタイムリーで非常におもしろい。専門用語がめちゃくちゃ多いけど、わかったふりして聞くのがおすすめ。
幕僚とか特科とか火力調整会議とかわかってた方がいいけど、別にわからなくていい。シンゴジラと一緒。

ブラックボックス/砂川 文次

小隊と同じく砂川 文次。同作で芥川賞受賞。ちなみに正体は最終候補。
こちらは(作中では明記されていないけど)いわゆる境界性知性の主人公が、メッセンジャー(都市で物品を自転車輸送する人。物版のUverみたいな)をする話(語弊あり)。描写が精密で面白い。

コンビニ人間/村田沙耶香

芥川賞受賞作品。たぶんだけど、歴代芥川賞受賞作品の中でもトップクラスの面白さ。朗読が大久保佳代さんで、若干聞きにくいが、朴訥とした読み方が作品の強度を高めている。
紙でも読んだことあるけど、Audibleの方が面白かった。

嫌われる勇気/岸見一郎

マジで最高におすすめ。
自己啓発本の一種だと思うけど、そんなこと関係なく面白い。
意識高いとかそんなことないので、絶対におすすめ。
ちなみに、内容は悩める青年と哲学者(哲人)の会話形式になっていて、ほとんど全てのAudible作品が一人による朗読なのに、二人の声優を使っている特別扱いな作品。完全に英断である。

アドラー心理学入門/岸見一郎

「嫌われる勇気」のタネ本。
内容は嫌われる勇気とほぼ同一だけど、新書形式でより堅実な仕立て。
「嫌われる勇気」の内容と趣旨を把握してからだとすごく聞きやすい。

ケーキの切れない非行少年たち/宮口幸治

こちらも新書。内容は境界性知性の子供達をめぐる環境を伝えるもの。
また、その現状からどのような解決策に繋げるのかというもの。
面白いというか、ある種の教養あるいは他者理解のためにオススメ。

同士少女よ、敵を撃て/逢坂冬馬

第二次世界大戦(独ソ戦)において活躍した女性スナイパーをめぐるフィクション作品。ただ、戦況は史実に基づいていて、なんと実在の人物も何人か登場する。難しそうなテーマだけど、実はラノベ。
聞けばわかる。ラノベ。

虐殺器官/伊藤計劃

名作SF。正直、紙で読んだ時の方が面白かったけど、使われている単語が難しかったりして挫折しそうになる。Audibleでは強制的に進むので、SF作品に苦手意識ある人にはオススメ。

横浜駅SF/柞刈 湯葉

横浜駅が無制限に増殖し始める。という奇怪な設定のSF。
Twitterのネタツイートがあれよあれよと小説化した作品。
ギャグが冴えてる。おもろい。

嫌いなら呼ぶなよ/綿矢りさ

「蹴りたい背中」「勝手にふるえてろ」「ひらいて」を読んだことがあったけど、そこまでハマらなかった綿矢りさが、ここに来て大ハマり。
毒のある文章のキレが半端じゃない。マジで大声で笑う。

まとめ

と、こんな感じ!
マジで絶対聞いてくれよな。


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